「Re:妖怪〜いろいろ話し」
旧くからの妖怪文芸に、こんなコミカルな妖怪がいます。
深夜、厠(トイレ)を使うと中を覗く妖怪
「フンバリ入道(ガンバリ入道かも)」と言う妖怪で、特に覗く以外は何もしないが、それだけで充分、変態セクハラ妖怪である。
おそらく昔のトイレは、母屋から離れた場所で、薄ぐらい照明の中で心細い思いが作り出した空想妖怪だと思われます。

とはいえ、昔の人の想像力は畏怖と親しみと洒落を面白い感じで混ざりあい、様々な妖怪を作り出し、生活の中に活かしていたのではないでしょうか。

母親が子供に「早く寝ないとお化けが出るよ」みたいな

「Re:妖怪〜いろいろ話し」
その肝心な会誌がどこかしら？

「妖怪〜いろいろ話し」
高校時代、映画(製作)部の先輩が妖怪愛好会サークルのメンバーで、同会誌を同人誌即売会で売っていた。
現在も活動しているかは知らないが、高校卒業後も十年くらい交流が有ったので、会誌を購入させていただきました。
妖怪好きには興味深い内容です。

会員メンバーは正に様々、一介の高校生から民族学の大学教授、人気怪奇漫画漫画家(作家名は毛の妖怪の名前)、

少しそちらからネタを分けてもらいましょうか。

「Re:妖怪〜いろいろ話し」
先程の話しは、大物漫画家の義父の体験談です。

学者の研究では、○○付きとは風土病(その土地特有の細菌が原因の病気)説や懲役を逃れる狂言説、等

しかし、この場合の少年の話しは、家人に溺れた事を話していないし、狐付きの娘さんは少年が溺れている時は家で暴れ狂い、家人に取り押さえられている真っ最中で、現場にいなければ知らないはず、

どうやら一概に精神病とは決め付けられない様です。

「Re:妖怪〜いろいろ話し」
医学も稚拙な時代､精神的な病気や風土病､様々推測の域ですが

明治ぐらいに山村の少年が､友達と川で泳ぎ遊んでいると急に溺れそうになり､側で泳いでいた友達のお兄さんが気付いて力一杯背中を押してくれたので岸に付き助かった。

大事には成らなかったので家に帰っても家族には言わなかった。
正確には川から帰ってきた時､家では親戚から療養の為に預かっている娘で以前から狐付き症状があり､ちょうど娘が暴れだして家人達で押さえ付けていた。少年も手伝おうと娘の手を押さえると
「何をｽﾙ！背中を押して助けてやったのは我なのに!」


？

「Re:妖怪〜いろいろ話し」
また、精神的奇行を繰り返す人を「狐付き」「猫付き」「蛇神付き」などと呼んでいた事もあり、陰湿な物も読みとれます。

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ある地方の山村部落では、鬼神信仰が残っている記録があり、時折「神(鬼)の子が産まれた」「神が降りた」などの伝承があるとか、
奇形児が、産まれた原因が解らない時代に、全ては神仏の啓示と考えた思われます。

見世物として、他の動物と繋いだりした加工されたミイラも有りますが､

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鬼を題材した推理小説が、あるのですが、

河童や鬼のミイラを御神体にしている神社などがありますが、
(仏閣は即信仏)


本当の河童や鬼のミイラかは、ここでは止めておきますが、
かなり凄い形相のミイラがあるそうです。

今でも嫁不足を嘆く農村や漁村が有りますが、今ほど交通機関が充実してない時代ですから、
山深い場所にある山村では、結果的に血縁に近い親戚ばかりの村になり、気付かず内に近親婚を繰り返されのではないでしょうか？

奇形児の出産も、有ったのではないかと、

「Re:妖怪〜いろいろ話し」
貧しい農村では、日照りや飢饉が続くと神に人身御供(いけにえ)を出す事がしばしばあったそうで、

赤ん坊が生まれても、育てられない場合は「間引き」と称し、殺したり、山深く棄てたり、


いけにえになるのは、若い娘や幼な子

しかも、逃げられない様に片足を折り、
逃げても見分けが付く様に片目を潰した

それでもなんとか逃げおおせ、山中深く隠れて過ごし、野生化する。

一つ目小僧とはこんな子供が目撃されていたのでわ？


続きます。

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河童、天狗、鬼、

座敷童子に雪女、一つ目小僧に唐笠お化け、

日本昔話しに登場する代表的なものや、ゲゲゲの鬼太郎に登場するもの、

以前聞いた元になった風習。

妖怪自体は滑稽ですが、誕生の件はかなり陰湿かも、

「妖怪〜いろいろ話し」
そもそも妖怪って何？

想像の産物？
自然現象の擬人化？

それとも何か別に、あるのでしょうか？