「Re:Re:原発事故の責任は？」
こんにちは

久しぶりの書き込みです。

原子力発電には昔から、反対でした。
政治的にとかイデオロギーとか難しいことではなく
感情的に危ないから反対というのでもなく
もし事故が起きた時の損害を考えた時
対応する能力があるのか疑問だったからです。

この事故が起きてから知ったのですが
米国では１９８１年〜１９８２年に
全電源の喪失に対するシミュレーションを考えていたということです。
日本の国会でも電源喪失ついての質問がされたそうです。
東電の回答は原子力発電は安全で全電源喪失はありえない
というものでした。

話は変わりますが
村上春樹がイスラエルの文学賞を受賞した時
高くて、固い壁があり、それにぶつかって壊れる卵があるとしたら
私は常に卵側に立つ
その壁が正しくないとしても、私は卵側に立ちます。
というコメントがありました。

今回の事故で
電力会社という巨大なものと
原子力発電は心配だという住民の声
小さな意見に耳を傾けていたら、結果は違っていたのでは
ないかと思いました。

自分の考えを言葉で表すのは難しいことですが
一人ひとりが自分の言葉で意見を言っていくことは
大切なことだと思います。

またの人事異動により海外赴任準備(中国か米国)として部署が、変わりました。
そんなこんなで、ここ数年、土・日は勿論、長期休暇など取れなかったと言う事で1週間前に、ゴールデンウィーク前・後を挟んだ4/26(火)〜5/9(月)までの予定で旅行をしたいと急遽申請し承諾を貰いました。
行き先は、スペインとイギリスのニューカッスルです。
4/26(火)バルセロナのホテル着
27(水)〜29(金)amは、地下鉄でガウディの建築物見学です。
　以降のスケジュールはまたあとで報告します。
長峰

「Re:原発事故の責任は？」
責任は、何処のあっても構わないと思います。ただ、被災地に方の事を本当に考えて対処しているのか？疑いたくなります。

最初の時点で、原発関係者は、取り返しがつかない状況に陥っていると予知していたハズです。ただ、それを公表すると世間はパニックに陥るので伏せていたと思っています。米軍の空母が一時避難するくらいですからネ。
原発の代わりに、風力発電をするしかなくなりましたね。元々、私は、推奨していましたが、テレビのバン記者で原発の代替として風力発電にした方が良いみたいな特集をしていました。
良くできたものは、原発の20倍の能力があるものまでできるとか？
オランダあたりは、フロート方式で海に浮かべているとの事。
即座に変えられないと思いますが、早く切り替えるベキです。

「スーちゃんの遺言」
昨日，TVでスーちゃんの遺言を拝聴しました．
無理を押して，精一杯の気力を振り絞って語る様子が思い浮かべられ，胸が詰まりました．
恐らく，僕と同じ気持ちで聴いていた人も多かったと思います．

50歳を過ぎると，癌に罹る確率が急激に高くなります．
僕は萎縮性胃炎で，胃癌に罹るとすぐに転移してしまう可能性が高いので，
毎年1回，必ず胃の内視鏡検査を受けています．

どんなに注意していても，運悪く癌が進行してしまう場合はありますが，
注意すれば，その確率を下げることができます．
ぜひ，皆さんにも癌には気を付けて頂きたいと思います．

「見つかったら怖い」という人がいますが，それは違いますよ．
早期に見つかったら命拾いの大儲けなのです．

「横須賀のしらせ」

4月16日の土曜日は，高校時代の仲間と藤沢で宴会するため神奈川に戻りました．
いつもなら，はじめに寒川の実家に戻ってから藤沢に出かけるのですが・・
11時頃に起きた地震の影響で電車が1時間半も遅れてしまい，
寒川に戻る事もできず・・・
かといって宴会には早いので，暇つぶしに横須賀線に乗り換えて横須賀に行ってみました．

横須賀駅前は自衛隊の軍港になっているんですね．（知らなかった）
南極観測船のしらせが目の前にあったので，デジカメに収めました．

「原発事故の責任は？」
原発の話が多くて，皆さんからドン引きされちゃうかもしれませんが・・
かつて原発に関わっていた当事者の一人として率直な気持を書いておきます．
まず，今回の事故の影響は本当にひどいものだと思います．
チェルノブイリの10分の一の汚染物質放出と聞いてとてもショックでした．
これまで原発賛成だった私ですが，事故の影響の大きさを思い知り，考えが変わりました．

確かに，古くて危険な原発を安全な物に改良せず，長い間稼動してきたことは，
経済産業省や東京電力の責任であることは間違い無いですが，
彼らだけに責任転嫁するのもどうかと思うのです．
野党の政治家やマスコミが仕掛ける煽動的な原発反対の世論形成を恐れ，
簡単には発電所を改良できない閉鎖的な体質に追い込まれた点も少なからずあったと思うのです．

もっと大人の議論ができていれば，今回の事故は回避できたかも知れません．
ともかく，日本の野党とマスコミは政府批判を繰り返すばかりで余りにも非建設的過ぎます．
今，マスコミや野党政治家が首相の辞任を求めているのをみると，本当に落胆します．
政府の政策に反対するのは構いませんが，首相を交代して何の解決になるのでしょうか？
大切なのは，今行うべき政策だと思います．

民主党だって野党になれば似たようなものですから，別に与党を擁護する気持ちはありませんが，
もういい加減に，子供じみた責任論の論争などおしまいにして欲しい．
どうすれば，この国の政治はまともになるのでしょうか？本当に悩ましいですね．

「お仕事再開」
今週の月曜日から通勤再開しました．丁度一ヶ月ぶりです．
震災前に使っていた建物は内装の損傷が激しく，未だに危険な状態のため，
500メートル離れた建物に暫くお引越しすることになりました．
（多分，元の場所に戻るには半年くらいかかるんじゃないでしょうか？）

３日間は引越し作業で慣れない力仕事をしました．
そうは言っても，周囲の若者たちが気遣ってくれたので，実際は楽な仕事ですみました．
ただ，年寄り扱いされてちょっと気分は複雑でしたね．
ともかく，今日からデスクワークに復帰し，震災直前に書きかけていたメールを仕上げて送りました．

なお，震災による臨時休業は19日間．
これから数ヶ月間の間，土曜日や祭日を振替出勤日とするそうです．

「Re:放射性廃液」
現在，マスコミでは
「低レベル放射性廃液を海に放出して，高レベル放射性廃液を所内のタンクに貯蔵する」
というような報道をされていますが・・多分間違っています．

確かにピットから流出していた廃液の放射能濃度は高かったですが，
高レベル放射性廃液とは言いません．
「高濃度の低レベル放射性廃液」というのが正しい筈です．
何か，ややこしく感じるかもしれませんが・・
高レベル放射性廃液というのは，使用済み燃料を細断して
硝酸で溶解してから，プルトニウムやウラン235を取り出した
残りを指していたはずで，
今回，海に流出したものとは比較にならないほど濃く危険なものです．

ところが，こういう誤りを正そうとする人がいないのが不思議です．
「高レベル廃液じゃなくて高濃度の低レベル廃液です」なんて言うと，
「また言い訳がましいことを言っている」と
国民感情を逆撫ですると心配しているのでしょうか？
もしそうだとしたら，かえって国民を軽んじているようにも思うのですが・・

「興全寺の副住職」
先週の土曜日に法事で興全寺にお邪魔しました．
いつもと同じように奥の控え室で待っていると
いつもと同じように雲水さんが現れて
いつもと同じように，ちょっと世間話して
いつもと同じように，ご本堂に案内され・・

ところが，今回は見知らぬ若いお坊さんがもう一人．
雲水さんより少し丸顔の真面目そうな，ご長男さんのようです．
背筋がピッと伸びて立ち居振る舞いもなかなか凛々しい．

そうこうするするうちに，読経が始まった．
住職の雲水さんがご本尊の正面に座られ，副住職は
向かって左手奥からご本尊に向かって座っておられる．

りんの音が響き渡り，いつもと違う雰囲気．
すると，これまで聴いた事の無いような声．
お堂全体に声が共鳴しているような感じなのです．
正直なところ聴き惚れました．
ともかく副住職さんの読経は素晴らしいのです．
（雲水さんの声も素敵ですよ．ひがまないで）

以前，テレビでホーミーというモンゴルの民謡を聞いたことがありますが，
その不思議な発声と大変良く似たお声だったように思います．

かつてお経を聴きたいと思ったことはありませんでしたが，
今回，お経が音楽（とても神秘的な）だと気付かされました．
是非また副住職の読経を聴かせて頂きたいと思います．
同席した義姉にもそう言ったら，やはり僕と同じ気持ちでした．

機会があれば興全寺にお経を聴きに行ってみてはいかがでしょう．
（いいのかな？こんなこと書いちゃって）

http://www.shj.or.jp/kouzenji/kouzenji_annual0.htm