『常識外れの苦情者たち』

企業や学校、病院へのクレームは急増し、その中身も強烈になっている。経済活動や病院の運営にも支障を起こすほど「モンスター化」している。その「驚愕のクレーマー」とは。

増加する「強烈クレーマー」を１０種類ほどに分類してみた。
今回はその内の幾つかを紹介する。

《社会常識欠落型》
常識と云うものが全く通用しない社会崩落の象徴のような人たち。
例えばトイレの「漂白剤」で新築の家のトイレに貼ってある壁紙を拭いてしまったら「変色」してしまったとドラッグストアーに怒鳴り込んで来た女性。

漂白剤と云えば取り扱いに注意が必要なほど強力な薬剤で壁紙に塗れば色が変化してしまうのは普通に家事をしている女性なら常識の範囲と言えるはず。

ところが、この女性は注意書きに「トイレの壁紙を掃除してはダメだ！とは書いてない」と主張。
更に変色し汚れたトイレの壁紙全部を張り替える様に「要求」した。
この女性客は当のドラッグストアーで毎日の様に大量に買い物をするお得意さんだった為、ストアー側がメーカーを説得し「壁紙張替え費用」を負担させた。

《異常・潔癖型》
最近は自宅で「魚を捌く」主婦が減った所為か、普段の魚は切り身がよく売れる。

この女性客は本来ならスーパーで捌く必要性のある魚を買って来て、自宅で調理しようとした。
内臓を取り出そうとした時「臭い！生臭い！、この魚は腐ってる」と苦情を言いにきた。

実際にはその臭みこそ「魚本来の臭い」であって、こんな調子では「ニンニクの匂い臭い」とか「ワサビが辛い」と云った苦情が出ないとも限らなくなる。

取り敢えず今回は仕事に行く時間が迫ってますので、ここまでに。
今後、書こうかなと思う「クレーマー種」は《異常粘質型》《説教型》《時間潰し型》《ストーカー型》《激情型》などを予定してます。