「秘書がやったこと」で済ませてはいけない。

政治献金は政治家の活動資金であり、それを法に則って使用するのは政治家の責任である。

使途を秘書が勝手に決めさせるのは政治家としてこの資金の管理責任と、部下の管理責任を放棄することである。

政治家本人が政治資金の使途を知らないことそのものが違法なのだ。

上司には管理責任がある。これは一般企業では当たり前のことだ。

したがって「政治家の管理責任を問う」ことが重要であり、本筋だ。本人が聞いた、聞いていない、といった瑣末な点の立証が必要だとすれば、法律に欠陥があるのだ。