どおもー、夏本番ですねー
Nonnoさんは、外に出るたびビール飲みたくなるっす。
ツマミはゴーヤ。ニガイほどいい。輪切りにして
１分ゆでて水で冷やし花カツオかけたら、
シャキシャキ感が最高。

さて勝手なストーリーは・・・

あの夏から２年。ネットに怪しい動き。
調査に出る健二達だが・・

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佳主馬と夏季は武道の話で盛り上がっていたが、
健二と佐久間は、謎の生徒の話だった。

ログから居場所突き止めちゃおうか？
それ、マズイんじゃない？
大丈夫さ、僕らの権限内だよ。
理由はあるしね。

先輩！僕らもうひとシゴトするわ。
もー、おたくねー
佳主馬もからんでるの？
さっき話してた、謎の生徒だよ。

やっぱりラブマじゃないの？
いやそれは・・・
オンナのカンよ。

夏季のカンじゃいまいち当てにならんなと
オトコ３人は思った・・


ここだ・・・
千葉県ＸＸＸ町
海辺の一軒屋。
でもおかしいな・・・
ログとマシンが一致しない

ますます怪しいな
思いっきりアナログだけど行ってみようか？
いってどーすんの？
偵察してあとは事務局に頼むさ。
それならわざわざいくことないんじゃない？

行こう！　君たち！
夏季さん・・
いつのまにそんなかっこ・・・
海水浴じゃないんだけど

佳主馬は？
僕は打ち合わせがあるからここで・・
あとで結果おしえて。

なあ佐久間、デジタルワールドなら
もし襲われてもなんとかなるけど
リアルワールドだとマズイんじゃない？

大丈夫、夏希先輩、棒もってるし

夏希は日傘を持っていたのであった。


内房線鈍行に揺られぼんやりと景色を眺めていた健二は
２年前のあの夏のことを思い出していた。
ただそのときと違っているのは、ここに居るのが、
ともに世界の危機と戦った仲間ってことだ。
平穏な日々が幸せだってことはそのとき思った。
でもあのとき自分たちのチカラが世の中を救ったという
充実感を、今また求めようとしているのかもしれない・・


着いたよ。
うわー・・なんにもないなこりゃ・・
ここから歩いて10分。


その一軒屋は、隙間だらけの木の柵にかこまれた敷地の
中にポツンと建っていた。
老人がひとり家庭菜園を手入れしていた。
ベランダは開け放たれ、家の中は丸見えだ。
なんか、サイバーな雰囲気じゃないなぁ・・
でもパソコンがある。
そうとう古いぜありゃぁ・・
むしろそこが世を忍ぶ仮の姿なんじゃない？

襲われなさそうだし聞いてみよう。
すいませーん！　僕たちネット回線のトラブルを
調査しているものなんですが・・
なに？納豆？
ネットです。
熱湯か？カップヌードルのお湯ならコンビニに・・
いやそうでなくて、インターネットです。

ウチになんか用？
はっとして振り返ると後ろに自転車を押した
少年が立っていた。
しまった、後ろ取られた・・
反射的に傘を握る夏希。

お姉さん、剣道やってるね？
普通、傘はそんな持ち方しない。
見ると少年の自転車の前カゴには、竹刀袋が・・

なに闘気を出してるんじゃ？
う、この老人、出来る・・・
さっきまでのボケ具合と打って変わって老人、覚醒・・

先輩・・
ち、ちょっとマズイかも。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく〜