この猫には まだ名前がありません

　　最近 エサをあまり食べていないせいか
　　珍しく 足もとまできて意思表示をしました

　　『世の辛さから 逃してくれるのは 猫と音楽』
　　シュバイツァー博士の言葉を 夕刊が紹介していましたが

　　オジサン達と 君たちとの 今の微妙な距離感を大切にして
　　お互いに 楽しい時間を過ごせたらいいね！

　　ところで 君の名は？
　　無理につけることもない？

　　

　　
　
　　私は『まる』　真ん丸目玉がチャームポイント
　　だんだん　お母さんに　ソックリになってきたんだってさ！
　　


　　

　　食べ終わるまで待ってるから　ゆっくり食べていいよ
　　兄弟とスペシャルメニューの猫缶です
　　


　　

　　今でもそうなんだけども
　　
　　小さいときは　短足なせいか　
　　おなかを　すりそうに歩いていたんだって
　　
　　マンチカンみたいだって
　　おじさんたちは　かわいがってくれるんだよ

　　四本の脚が　白いのも特徴だよ

　　身構えるような風の冷たさは峠を過ぎたようでも

　　風の強さによっては まだまだ身体が冷え込んでしまう

　　釣りの釣果がイマイチの時は 早めに切り上げ 清掃局のお風呂に急行

　　その後 隣接する公園の梅を観に散策

　　きれいに切り開かれた斜面には 満開の梅がほのかな香りを振りまき

　　笑っているようで 私も思わず笑顔になってしまう

　　昨年は 桜と一緒に観たような気がする サクラソウ

　　ピンク ホワイトの花びらが

　　清楚に 二列に並んで 春を呼んでいます

　　

　　
　　　　

　　子猫の頃は

　　いつ居なくなるかとガリガリにやせ細り

　　皆が優先して雑魚が釣れるごとに貰ったおかげか

　　喧嘩ばかりして、やんちゃなガキ大将的な存在となり

　　蛇を鼻にぶらさげて四苦八苦したときもあったよね！

　　左前脚と鼻の擦り傷、今回はどんなことをやらかしたんだい？

　　いつもの雑木の散歩道

　　陽だまりに視線を移すと

　　フルフルと手招きしているよう

　　雪が降り、暖かい雨が降り

　　お日様に光って

　　虫たちの道案内の街燈のように

　　輝いている