🌟紫陽花が好きです。
何故か？と問われても、異性の好み同様に、どうにも好きだとしか。

なんていうのかな、そぼ降る雨に濡れながら、アレっ、あんなところにという場所に咲いていて、華麗でしかも上品な色気を感じて、年甲斐もなくドギマギしてしまうのですよ。

花弁の多さは華やかさを余すところなくアピールしつつ、向日葵のようなノー天気な陽気さとは真逆の、“謙虚な自己主張”みたいなものを、彼女（あくまで女性のイメージなので、アタシとしては……）は滲ませている。

本当はそばに寄って、クンクンとその匂いを嗅ぎたいのだけれど、
それはどうもハシタナイ、禁断の所業だと、自重しています。