みなさんこんにちは＾＾

まだ２月ですが日によっては暖かく、ぽかぽか陽気が気持ち良いですね♪
少しずつ春の訪れも感じ、ミツバチも飛び始めるかな？？と思う山田養蜂場スタッフのしがちゃんです。

本日は「ミツバチの一年」と題しまして、ミツバチの春夏秋冬の動きをご紹介します＾＾

◎ときおり巣から出かける早春◎

まだ寒い早春でも、ぽかぽか陽気の日には、巣から出かけた働きバチが、梅やイヌノフグリといった早春の花に飛んでいきます。
ちょうど今くらいの時期でしょうか。

この働き蜂たちは、冬越しの前に生まれ、ずっと巣の中で過ごしてきたので、外に出るのは初めての経験といってもよいくらいです。
働き蜂が食料を少しずつ持ち帰りはじめると、巣の中が活発になり、温度も上がります。
そうして、女王蜂の産卵がいよいよ再開すると、ミツバチたちが元気よく動き回る暖かい季節がやってきます♪

◎家族が増える春◎

レンゲをはじめとする春の花々が咲きはじめると、働き蜂たちは蜜や花粉を集めるために忙しく飛び回ります！
500近くの花を訪れ自分の体重の半分ほどの蜜を持ち帰ると、また蜜を探しに飛び立ちます。

働き蜂は、天気さえよければ、1日に10数回も食料を探しに出かけるんですって！
一方、この頃の女王蜂は毎日さかんに働き蜂の卵を産みつづけ、ミツバチの家族はどんどん増えていきます。

◎古い女王蜂が巣を出て行く初夏◎

アカシア、トチ、ソヨゴといった初夏の花が咲くころ、春に産まれたたくさんの働き蜂たちも成虫となり、巣の中がいちばん栄える時期です！
女王蜂は、卵を産む場所が少なくなってくると、雄蜂の卵を産みはじめ、つづいて若い女王蜂候補たちを産みます。

こうしてつぎの世代の卵を残すと、古い女王蜂は、半数以上の子供たちを連れて住み慣れた巣を出て行きます。
その後、女王の座についた新しい女王蜂は結婚飛行へと出かけ、巣に戻ると、一生をかけた大仕事である産卵に入ります。

◎雄蜂が追い出されてしまう秋◎

涼しい秋風が吹くころになると、蜜を吹く花も少なくなってきます。
また、長雨がつづくと、働き蜂は、巣の外に出られません。
それでも、セイタカアワダチソウなどの蜜や花粉、プロポリスとなる木の樹脂などを集め、巣の中に蓄えます。
また、食料の少ない冬に備え、働きバチは、女王蜂の産卵を徐々に控えさせるとともに、雄蜂を巣から追い出してしまいます...！

◎じっと体を暖め合う冬◎

冬になると、ミツバチは巣の中に閉じこもりますが、冬眠しているわけではありません。
産卵を休んでいる女王蜂を中心にして、働き蜂たちが体を寄せ合い、蜂球（ほうきゅう）をつくっています。
このとき、細かい羽ばたきで熱をおこして暖め合っているため、寒い冬でも巣の中は30度前後に保たれています。
冬の間は、蓄えておいたはちみつが大切な食料となるんです♪


簡単ではございましたが、ミツバチの一年、いかがでしたか？
私たち人間とかけ離れたこともあり、驚くポイントもたくさんあったかと思います...！
春夏秋冬、頑張っているんだなあとしがちゃんも感心ばかりです。

このような場で、みなさんに少しでもミツバチについて知ってもらえたらと思います♪
（私もまだまだ勉強中です！）

驚いたことや知らなかった！など感想をコメントしていただけるとうれしいです！

では今回はこの辺で＾＾
次回もお楽しみに♪