今日は，大学を出て，某所に出張であった。
１５０ｋｍ程しか離れていないのにもかかわらず，ローカル線で行かなければならず，しかも，特急など無い路線であり，片道３時間の道程であった。車で行こうかとも思ったが，創作活動中であり，寝不足がたたっているため，念のために鉄道での移動にした。

私の住んでいるところから片道３時間だと，飛行機を使えば東京まで出られる。そう考えると，ローカル鉄道の時間のロスはかなりのモノだと思ってしまう。
ただ，今日は，最近，時間が無くて読み切れていなかった図書を読んだり，周りの春から夏に向かう景色を観ながらの移動であったため，気分的には時間を気にせずに汽車の旅ができた。

こんなゆっくりとした鈍行の汽車の旅は，２０代の頃以来である。
２０代の頃は，青春１８切符を利用して，全国様々な所へ旅立ったモノだった。特に，北海道へはよく行った。今は北海道の鉄道も廃止の煽りを受けて半減しているが，当時は，まだまだ鉄道が張り巡らされていた。だいたいの所は鉄道で移動ができたのであった。現在では，北海道旅行を，鉄道だけで移動するのは不可能と言っていいだろう。レンタカーが必須の状態である。それだけ，北海道の鉄道網が破綻しているのである。
そんな当時の気分を思い出しながらの出張であったが，最近，ゆっくりしていなかったため，なかなか有意義な時間が過ごせた。行きは読書と車窓に明け暮れて，帰りは睡眠時間と。。。
本当に気が楽になれた。ゆっくりとした移動も良いモノである。
たまには。。。だけどね。

今日一日は，ゆっくりと過ごせた出張に感謝して。