確かにお洋服買えば少し素敵になります。


化粧品買えば少しきれいになります。


でも、あたしの人生の目的はそれじゃない気がします。

目的は半分見失ってます。絵は美大生にかないません。イラストレーターという肩書きがなきゃ仕事は来ません。


それよりも、痩せて脚力つけてバスに乗る時ヒールで乗っても揺れずババアに席を譲りたい。今ふらふらでババアの割り込みや普通席に座るババアにムカついてますが、自分が脚力つけばムカつきません。年寄りは衰えるだけ。脚力つきません。座らなくても年寄りに勝っているから座る必要ないんです。でもわざわざ譲る気にはなりません。この先渋滞になったりしたら果てしなく疲れます。

甥っ子にしてもババアにしてもおばばにしても人間はそんなに謙虚じゃないと教えてくれます。席を譲らないこやぎも謙虚じゃないんです。カーテン自腹、羽布団自腹に文句言うこやぎはケチです。

額縁が一番必要なんです。でも、ちょうどいいサイズの選び方が分かりません。額縁コーナー行くと年寄りがどうでもいい絵のマット選びに何十分も店員を占領し永遠と待ちます。そうはなりたくないからマットで必ず失敗します。

化粧品売り場で老化した人と同じブランドで買い物してると切なくなります。洋服もそうです。こんなおばさんと同じブランド？と嫌気がさします。多分、大した年齢は変わりません。大した年齢が変わるとパターンがあわないからほぼ同年代です。

他者と比べるとあたしもこうだとがっくしきます。鏡を見てるのと同じように。

もう、いいお洋服着ても化粧品買っても素敵じゃない年なんです。だから買わなくていいんです。