from: PISTONEさん
2012/08/25 20:30:12
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オフロードのスーパーバイク、ハスラー400
70年代、オフロードのスーパーバイクと言えば、スズキハスラーTS400だ。自分のバイクの写真が間に合わないため、再び他人様の写真を借りているが、後ほど
70年代、オフロードのスーパーバイクと言えば、スズキ ハスラーTS400だ。 自分のバイクの写真が間に合わないため、再び他人様の写真を借りているが、後ほど自分のバイクの写真と交換する予定。
賃貸ガレージの契約期限が切れるため、オーバーホールしたエンジンに載せ替えて、なんとか自宅まで回収した。エンジン載せ換え作業で汗ダクダク(^_^;)、キャブの中身が腐っていて作業ストップ、そして再開。暗くなる頃にようやく自宅まで自走してきた。
資料がすぐに出てこないので大雑把な解説になるが、TS400、別名ハスラー400とは、知る人ぞ知る70年代のオフロードのスーパーバイクである。当時のレーサー(モトクロッサー)TM400のエンジンを10馬力もデチューンして、市販車用に再設計したフレームに搭載したマシンだ。当時のオフロード250CCバイクの1.5倍のパワー、ほぼ4スト250CC並みの車重、時速100Kmまで34馬力のパワーを全部使い切れるマシン。 パワーウェイトレシオはCB750にやや
落ちるものの、トルクウェイトレシオはCB750を上回る。 CB750やH1より深いバンク角、250CCのトレールより軽いクラッチ、雨天でも、路肩に泥が溜まっていても、フルスロットルできる足回り。
だって基本はモトクロッサーの足に近いからね! 狭い車幅ですり抜けも楽チン。当時はTM400のエンジンをハスラー400に載せた豪の者もいたそうだ。10馬力アップ。ちなみにTM400は3速からでも、フロントが浮くという話を聞いた事がある。どちらもトルクで速くく走るというか、加速するバイクなので走り自体は馬力以上である。マッハなどとは異なり、なれてしまえば低速以外は極めて扱いやすいバイクだ。 ノーマルでも簡単にレーサー並みのツインスパークに改造する事ができ、パワーはもうちょっと上がる。
from: PISTONEさん
2012/09/04 22:35:08
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「Re:オフロードのスーパーバイク、ハスラー400対CB750」
古いデータが見つかったので追記する事にした。
マニュアル等でチェックしてみたところ、TS400のパワーウェイトレシオは当時のCB750にほぼ匹敵することが解った。
パワーウェイトレシオで、CB750とハスラー400のストリート対決をイメージしてみた。
CB750に 二人乗りしたばあい、TS400に勝つ事は全く不可能。 CBとTS両方が満タンの状態ではCBに軍配が、 満タンのCB対残ガス4リッター(満タン時の40%)のTSの場合はTSに軍配が上がるという非常に微妙なものであった。 満タンでもライダーの体重差が5Kgだと(CBのライダーが5KgデブだとTSには勝てない) 。 オフロード車で唯一、ナナハンキラーとかストリートキングの異名を持つTS400の街中での実際の加速性能はどう考えてもCBより速い! CBは完璧な整備で200Km・hを発揮するが、TSはちょっとしたメンテで最高速を発揮する。 TS400の40-100km/hにおけるフル加速は実測で秒速15Km/hにも達する。 中間加速はナナハンより早いのだ。 しかもTSのハンドリングは素晴らしくオフ車のくせにCBより圧倒的に深いバンク角でタイトコーナーや峠を駆け抜ける。 そのくせステップなんて擦らないのだ。 しかもCBと違って、雨でも、あれた路面でも、 道路の鋲の上でも腕しだいでフルスロットルが可能ときている。 未舗装路も多かった当時でこれじゃあね。 ストリートに限って言えば、やっぱりCBナナハンじゃあTS400には絶対勝てないだろうな〜。
ちなみにトルクウェイトレシオだとCB750はTS400には全く勝てない計算になる。CB750はポイント点火だがTS400はCDIだ。
RG250ガンマが登場した時はレーサーレプリカと言われたが、はるか昔のハスラー400は、レプリカではなくレーサーのエンジンをデチューンしてギア比をストリート用に変更し、そのまま搭載していた。当時のモトクロッサーTM400もTS400と同じ分離給油を採用していた。ピストンも共通だ。 ヤマハで言えばRZ250あたりに、レーサーTZ250のエンジンの、馬力を落としたヤツをそのまま搭載したという前代未聞のバイクがTS400である。
次回は歴代ハスラー400の中では73年式が最速!の理由を検証しよう。
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