米メディア「スポーティングトリビューン」は「野球界のレジェンドに名を刻む27歳の天才日本人にとって忘れられない夜になるはずだった、ところがブルペン陣にとって忘れられない夜になった。傑作を台無しにした。これは単なるひどい敗北ではない。胸に突き刺さるパンチだ。胃が引っくり返るような痛ましい敗北だ。勝利と歴史の瞬間を奪い、勢いを失わせ、地区優勝の地位を揺るがした。今夜の敗北はいつまでも忘れられないだろう」と厳しく報じている。

連日のように繰り返される中継ぎ陣の"投壊"。勝利まであと一死としたシチュエーションからの逆転負けには、波紋が広がった。

無論、日夜ドジャースを追っている記者陣からは怒りの声が上がる。専門サイト『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は自身のXに「ドジャースにとって今季最悪の敗戦だ。本当にありえない」と投稿。さらに「ドジャースはどん底に落ちた。今日の敗戦はあらゆる意味で許しがたい」と嘆いた。

同じく『Dodgers Nation』のダグ・マケイン記者も「球団史上最悪のレギュラーシーズン敗戦の一つだ。本当に悪夢だ」と訴えれば、MLB公式ネット局『MLB Network』のアラナ・リッゾ記者も「なんてこと。8.2回もノーヒットに抑えておいて、結局、負けるなんて。今見た光景が信じられない。こんなの初めて。本当に胸が痛む」と世界一軍団の負け方に仰天した。

勝利が遠のき続け、負のサイクルに陥っているドジャース。ワールドシリーズ連覇を目標に戦ってきた"銀河系軍団"は、深い泥沼から抜け出せそうにない。

ボルティモア・サン紙のジェーコブ・カルビン・マイヤー記者は「これ以上クレイジーな試合はもう見られないだろうね」と指摘し、
USAトゥデー紙のボブ・ナイチンゲール記者は「ドジャースにとってこの負けは、心が張り裂ける」と投稿した。
ロサンゼルス・タイムズ紙のビル・プラスキー記者は「このチームが10月に勝ち進むと考えることは難しいね」と指摘した。