みなさん、お久しぶりです。ご無沙汰ですね。以前は感情の、おもむくままに不平不満を述べてしまい、皆さまには不快な思いをされた方もいらっしゃることでしょう。心配される方もおられて、あれから何とか仕事は継続しています。
　さて、皆さんはヒーローというものが、どういう概念でどういうイメージであるか考えてみたことはおありでしょうか。
　私事ですが仕事中にこんなことがありました。経済状況の悪化により社内での残業コストの削減目標が掲げられ、私自身も無関係ではなくなってしまったのです。
　そんな折、仕事中にある事がありました。私が洗濯物を畳んでしまっていた時です、上司から言われたのでしょう、他勤務者から自分がやってやろうかとニヤケ面をしながらちょっかいをかけてくる者がいました。しかし、私は即座に話を断りました。すると、その他勤務者はぶつくさと聞き取れないひとりごとを言ったのち、さっといなくなりました。なんだよ、自分の仕事時間も厳しいだろうに、手を差し伸べてくれるのであれば頼めばよかろうと思う意見は多いかと思いますが、私自身の心の中での理想たるヒーロー像がその一見うまい話を拒んだのです。
　ヒーローという存在は相手が困った時、現れるのがヒーローなのであって、相手がピンチならば自分のことを投げ出しても相手を救うのが、真のヒーロー道なのではないかと思うのです。暇な時にイタズラ心で少しやってやると言ってくるものの、忙しければ、私知らない、あなたの仕事だ、勝手に一人でやれと言われても、いざという時のこちらの自立心が育たないと思うのです。
　ふんどしと当て事は向こうから外れていく、昔の人は言ったそうです。やはり他人のふんどしではなく、自分のふんどしで勝負すべきでしょう。
　相も変わらず、下働きの私ですが勤続12年を超え、ようやく仕事をこなせるようになり、親も喜んでくれました
　ところで話は脱線するが皆さんは、エジプトの古代建造物のピラミッドにまつわる、ある秘話をご存じだろうか？一見、堅牢に見えるピラミッドにも意外な弱点があって、それはピラミッドの底辺を支えている石が一つでもスポッと抜けると一瞬でピラミッドは瓦解、崩れてしまうのだそうです。
　軍事紛争、大地震、我々の世界は出口の見えない迷宮に入り込んでしまっているのかもと私は恐怖を感じています。
　いつまでもあると思うな親と金、ないと思うな幸運と災難、震災は忘れたころにやって来る。かつて、某帝都を襲った大震災の時に流行った言葉だそうです。
　それではみなさん、また会いましょう。