学校を卒業し、就職活動を経て希望の会社に就職した方もあるだろうし、希望の会社ではなかったかもしれないが何とかひとつの会社で歩んできた方も多いのではないでしょうか。しかし、中年になってから突然にリストラされることもあります。
バブル時代も乗り切り、リーマンショックにも耐え、もうすぐ定年間近というところでリストラになる方も少なからずおられるのではないでしょうか。
しかし、リストラという言葉は悪いかもしれませんが、企業が生きるためには人員の整理もやむを得ないことがあります。
時代時代で起きる不測の事態を乗り越えて、企業として生き残るためには小さくなる売上で支えられる人員の見直しがどうしても必要になります。バブル時代に若手だった人もリーマンショックの時には中堅になり、新型コロナウィルスの全世界パンデミックの時代にはすでに定年もしくは定年間近になっているはずです。
もし自分が人事部の人間だとしましょう。誰から辞めてもらいたいかを考えると、当然のことながら給与の高い方からの見直しになります。そして、給与の高い中から今後の活躍が望みにくい方からリストラされるのは仕方の無い事です。それに抗いたければ、自分がどれだけ今後の会社に必要な人員であるという事を会社側に判らせるしかありません。
とはいえ、リストラを言い渡されている立場から一気に逆転させることはどんな方でも難しいでしょう。
それだけ会社へ抗うチカラが残っているなら、割り増しの退職金をもらって自ら退職を選択して会社に残る方を見返してやろうではありませんか。
起業というのは、その選択肢の一つです。
起業と言ってもいろいろと考えられます。
　　　・自分がやっていた仕事の延長の起業
　　　・いままでやった事も無いゼロからの起業
　　　・趣味を生かした起業
　　　・フランチャイズによる起業
もちろん、起業ではなく別の会社で働くことも選択肢です。
　　　・自分がやっていた同種の仕事へ転職
　　　・昔からやりたかった仕事への転職
　　　・自分時間を最優先に考えた転職
上記のように働き方は様々に考えられます。
リストラに遭ったからと言って自分の人生は終わったわけではありません。
中年というのは新社会人の時より「経験」を有し「社会の仕組み」も理解できる人なのです。それを理解すればリストラされたって決して将来は暗くはありません。