肩たたきにも２種類ある事をご存じでしょうか？
ひとつは会社にいてもらっては今後重荷になってしまう方です。
会社は１０人いれば２人の優秀な人材と６人の平均的な人、そして会社の重荷になっている人が２人と言われています。
その重荷になっている人が最初に肩たたきに遭ってしまいます。会社から見れば当然のことです。
では、肩たたきされる側の方はどうなのでしょう？
会社の重荷と言っても、実は任された仕事が適性に合っていなかったのではないでしょうか？
人間１００人いればそれぞれに適性があります。会社の中に、その方の適性に合う仕事が無かったとしたらどうでしょう？会社から見れば確かに重荷の方に入ってしまうでしょう。
しかし、適性に合う仕事が出来ていれば実は優秀な人材の方に入っていたかもしれないのです。
肩たたきされたからと言っても、人生終わったわけではありません。本当に合う仕事を今から見つけることだってできるはずです。もしかしたら、今までやっていた仕事の対極に貴方に最適な仕事があるかもしれないのです。
もう一つが、今の会社では活躍しきれない方です。
今の仕事で能力を遺憾なく発揮できている方は、会社から見た場合、今後も高い給与や高い待遇が必要な方です。しかし、会社からは今以上の給与や待遇が与えられない方も、肩たたきに遭う場合があります。
その方から見れば、とんでもない事態ですが、優秀な方は周りにいる方からも必ず見られていますから、同業の会社などから誘いの話が出てくる可能性も少なくありません。今の給与より高く、好待遇で勧誘されることもあります。
いずれにしても、リストラや肩たたきをマイナスだけに捉える事はやめた方が良いのです。
長い人生、中年になったからと言ってもレースで言えばまだまだ中盤なのです。
退職金の割り増しをキチッと貰って再スタートを切ろうではありませんか。
社会人になってから１０年２０年３０年４０年。社会生活の中で多くの人と会い、様々な経験を経て人生の半ばを迎えた貴方に出来る事は沢山あるはずです。何も知らなかった社会人一年生から多くの事を学び、多くの挫折も経験した貴方だからこそ出来る事があるはずです。
今までの経験にプラスして、さらに学ぶことで社会人として一回り大きくなる事を目指しましょう。
今更リストラされた事や肩たたきに遭った事をクヨクヨしても始まりません。
中年は人生の半ば。これからを前向きに、後ろを振り向かずに歩んで行けば自然と道が開ける事を信じて進んでいきましょう。