眩い光を浴びながら　緑の中揺れる
頬に爽やかな風を感じながら　真っ白い雲を眺める
木々のざわめきと小鳥の囀りが
心地よい　シロホンの音色を奏でる

それは　まるであなたの甘い囁き

いつも見えない幾つかの愛に包まれて守られていたんだね




空に　橙、茜、緋色、金色を彩る刹那なる黄昏時
温かな香り　鳥の群れが塒に帰るよ
落日の雫がやがて夜を告げ　疲れた身体を癒す
聖なる時の移り変わりを讃え　賛美歌を歌おう　

それはあなたとの想いが一つに繋がった喜び

いつも見えない幾つかの優しさに触れて強くなっていたんだね




静寂な今宵　大気は澄み渡り
肌に触れる風は冷たい　白い吐息は仄かな灯火
空に輝く満天の星を　見蕩れな
心安らぐ軽やかな　ワルツを踊ろう

それはあなたと同じあの時に私もあなたに惹かれた証

いつも真っ直ぐなあなたの真っ白い心にトキメイていたんだよ




そして　深い眠りにつく

やがて　陽は昇る


朝の空がその未来を祝福するように
七色の虹が



そして　あなたの口づけで
目覚めよう

　　　　　　　　　　　　　　

「もみじ〓・３」
枯れ葉
敷きつめた道
青空仰いで
くゆらす煙草
煙が立ち止まる
…
裸木の向こうで
君が踊ってる
真っ赤なドレス
光と戯れて
……

キラキラと　木漏れ日が揺れる

今日もいつもと変わらない朝

一刻　一刻　

時は流れ

全てのものが　

自分の身体を速く

突き抜ける

もう一人の　わたし

あなたを想うありのままの自分

消えていく・・・・

キラキラと輝きながら


あともう少し・・

もう少し・・・

傍で感じていたい

　もし　願いが叶うなら

　あの時間に　戻って

　あなたに　逢いたい

　一目でもいい

　あなたの　声を

　あなたの　笑い声を

　あなたの　その　

　強さ　と　優しさに

　触れていたい　感じていたい

　たとえ　それが　夢でも

　いいから

　永遠に　ア・イ・シ・テ・ル

「月の照る夜は、あなたに会いたい！―２(シャンソン)」
月の照る夜は
濡れたベンチで
あなたと語りたい
ブランコ
シーソー
出会った頃に
二人帰りたい
…
あなたに
会いたい
あなたと
時を
重ねていきたい
…
私が
涙で濡れるころ
私に似た月が
あなたを
追いかけるの
…
月の照る夜は
私を
ひとりに
しないで
あなた！

　夕暮れ金色の光

　徐々に空は煌々と朱色に染まり

　他の風景を吸い尽くしていく

　眺めているとその美しさと底知れぬ力強さに

　切なくて溶けてしまいそうだよ

　そして　まるで自分の心が

　あなたに見透かれているよう

　私はずるくて弱い人間です

　ごめんなさい　ごめんなさい


　強くて真直ぐな気持ちの

　あなたが大好きでした

　

月の照る夜は
月観る心で
あなたに
会いたい…
雲に隠れて
私を惑わす
いたずらな
あなた
あなたに
会いたい…
冷たい風が
想いを温め
私を温める
……
深まる秋の
夕暮れは
私に似た月が
あなたを
おいかけるの
……
月の照る夜は
思い出並べて
あなたに
会いたい
片寄あって
軽くステップ
踏みながら
踊りたい
…

「もみじ〓・2」
山あいに
微かに響く
セセラギの
フト見るさきの
真っ赤な妖精
風に舞い
光りに舞い
セセラギの音に
舞う
あでやかな
君が姿に
心奪われ！

いつも近くに居すぎて

あなたの愛に

気づかなかった


いつも互いの心が分かりすぎて

心の底の本音を

言葉に出せなかった


いつも心地よさと楽しさの

あまりわざと目を向けなかった

煩わしい現実




けれど

これから果てしない道を

二人で寄り添って

歩いて行きましょう

深く緩やかに

色鮮やかな四季の中

互いに思いやりか感謝しながら


深く緩やかに

夕暮れの
さみしさは
叶わぬ恋の
香りがする
冷たい風が
立ち止まり
泣けとばかりに
背中を押す
…
愛してる
届かない
迫る闇に溶けて
消えていく声
一夜の思い出
肌刺す温もり
教会の鐘の音
心が崩れる