冷たい風の中に
一条の陽射しを
見つけた時の
感動と感激

沢山の人の中で
貴方と初めて
出会った時の
ときめきと喜び

どちらも私にとっては
大切な・大事な
瞬間でした
そして今でも、これからも
心に閉まっておきます

茜さす
紫野ゆき
標野行
野守は見ずや
君が袖ふる


夕日さす
いけない恋の
終わりには
夢をも見ずに
君を見送る


花の色は
移りにけりな
いたづらに…

恋の色も
移りにけりな
苦しみの果て…


額田の姫よ
人妻が
禁を破りし
野の縁に
独り咲くのは
彼岸の花

今日は、

僕が真剣に想い
追い掛け
他の男性を選んだ女性の
誕生日



そして、
今日は僕を真剣に想い
追い掛けてくれた女性が
新しい道を選んだ日






勝手ながら本日を
誕生日とさせて頂きます

一から出直す
僕のもう一つの誕生日です
みなさんどうか
祝ってやって下さい
馬鹿な男の誕生日を





でも、今夜は願います。
二人の女性の幸せを。

身勝手な僕が
それぞれの幸せを願い
二度と会わないと決めた
僕が愛した二人のために。

私が貴方を想う気持ちと
貴方が私を想う気持ちが
違ったのは何故 ?

陽が昇りそして沈むように
貴方と出会いそして別れた
それが自然であるかのように・・

貴方には解らない私が
私には解らない貴方が
きっと心に潜んで居たんですね

束の間の恋・ひと時の喜び
これも人生の一ページ
栞を挟んでおきましょう

キレイとか　可愛いいと

いう言葉より

照れながら　あなたが

「君が必要」と呟いた

その言葉に　わたしは

じ〜んときて　今でも残ってます

秋雨に撃たれて
川沿いを歩きました
紅い橋から
川面に浮かぶ
自分の顔を見つめました

右眼に映るのは
頑張る私

左眼に映るのは
疲れた私


雨の輪が
水面を歪めているのでしょうね

笑っているような
泣いているような

そんな顔がありました


明日は
きっと晴れる

そう信じて
寝床で
身体を横たえました


すっかり
野良猫に戻った私


そうそう
彼の部屋にいたペルシャ

時々
沢山の屋根の向こうから
彼の部屋の明かりをみているようです


彼女は
言いました

「彼の部屋が真っ暗だったら
貴女に教えてあげる

行けるもんなら行ってみなさい

窓の下から
鳴いてごらんなさい


窓が開かなくても
いいのなら

雨に打たれて
いいのなら


それでも
いいなら
教えてあげる


私は絶対
窓の下からは
鳴かないわ」



それでもいい

疲れたのなら
身体を横たえればいいんだもの

疲れるまで
身体が芯から
冷えるまで

窓を見上げているから

教えて下さい


そんな話を交わしました


今日の一日も
もうすぐ終わり

おやすみなさい

雲に隠れし
　月夜の恋は
闇の誘いに
　袖濡らす
叶わぬ想いと
　知りつつまかす
　　　愛染め色の
　　　　月見草
…
君と出逢いて
　知る
　　別れの
　　　つらさ
なぜに君は
　　君なのか
月さえも
　二人を隠す
　　今宵見る花は
　　　　月見草

吐息を感じる

枕の向こうに

夜の向こうに


貴方は

今何を見ているの



幻
蜃気楼


おぼろげな記憶


悲しい記憶


待ち続ける夜

抱かれて眠る夢の
あとさきには

貴方の寝息が
溶けていく

雨の降る夜に
一人かたむけるグラス　満たされぬ気持ちで　飲みほす
きっとあのとき
君の求めに素直に
応える自分がいたなら　このグラスの向こうに
微笑む君がいたはず
雨は今夜も
悲しい音の積み重ね
ひとつふたつと消えて　心に君の面影が
増えていくばかり

戻りたいなぁ〜あの頃に
会いたいなぁ〜あの頃の君に

春には桜並木を肩並べ
夏には灼熱の太陽の下で
秋には枯葉舞い散る公園で
冬には白い妖精とともに

四季折々の季節の中で
君を感じ、生を感じ
生きることの喜びを
君と居ることの存在を

出来ることならもう一度
戻りたいなぁ〜あの頃に