神保町の古書店街を歩き、「フレスコ画のルネサンス」（著・宮下孝春）を買いました。イタリアの諸都市でゴシック様式の影響をあまり受けずに、壁画が普及。やがて、ルネサンス芸術が開花することになるのですが、その辺りの事情について、いくらか理解が深まりそうです。
　とはいえ、今、読んでいるのは「フェルマーの最終定理」（著・サイモン・シン）という本。ピュタゴラス教団の話から始まり、ルネサンス期の数学者、フェルマーを経てアンドリュー・ワイルズがフェルマーの定理をついに証明する現代までを紹介していて、なかなか興味深いです。
　古代ギリシャ人の美意識に、「数」は大きな意味を持っていました。数学史をたどっていくと、美術との関係が少なくないように思われます。ダ･ヴィンチなどが明らかにしている人体比例理論についても、一考が必要かもしれません。
　「絵画で、なぜ女性が豊かな体形に表現されるのか」を考えていくうちに、とんでもない迷路に突入してしまった感じです。

　え〜い、こうなったら徹底的に調べてみま〜す。　

「Re:Re:絵画教室・・」
> 楽しんで思うがままに描けばいいのかな？？
>
ですね〜。
うまく描こうと考えなくて良いと思います。
まずは、気軽に楽しめれば、それが一番。
世界がぐっと広がることでしょう。
ぜひ、スタートを！

＞結女さん
　もうすぐ４月ですね。
　絵画教室など通うのであれば、
　ちょうどスタート時期。
　調子はいかがでしょう？

　「絵画で、なぜ女性が豊かな体形に表現されるのか」の続きが
なかなか書けずにいます。

＞hiyokko bidai　さん
　筆の進みが遅れて、すみません。

　アンケート結果の集計分析の仕事があり、膨大に時間がかかるのです。データベースから必要な数字を切り出して、グラフ化していくのですが、すごく疲れます。

　絵も描けない〜。

　・・にもかかわらず、今日もまた古書店に寄り道してしまい、カラヴァッジョの画集（カタログ、2001年）を購入。

＞シュンさん
　その後、制作のほうはいかがですか？
　また、いろいろお話をお聞かせください。
　楽しみにしています。

・・とまあ、こんな具合で、
今日のデッサンもさんざんでした。
くたびれました。

これから新宿美術研究所に行ってきます。
こうした天気の良い日は、
アトリエの光がすごくきれい。
楽しみです。

昨日、銀座ぎゃらりいサムホールで
江藤哲画伯（故人）の作品を拝見。
かまぼこ板に油彩。画廊所有の小品です。
小さいけれども、大画面に負けない迫力。

画廊のご主人にデッサン集を見せていただいたのですが、
なかなか勢いのある描きっぷりでした。
ご主人の話では、ものすごい量のデッサンをした人だそうです。
徹底した現場主義で、100号以上の大作でも
屋外で描いたとの話。
「最近、こうして現場で描く人がいなくなったね」とご主人。

・・なるほど、確かにそうかもしれませんね。

こちら東京は曇天。
きのうは、面白い美術図書はないかと
仕事の途中、古書店をのぞいたのですが
ザンネン・・。

新刊図書が古書として安く売られていて
「ピサロ　砂の記憶」という
印象派裏面史みたいなことを紹介した本も
そこで購入。最近では、
「ミケランジェロとシスティナ礼拝堂」とか
「レンブラントのコレクション」など
興味深い書籍に出会うことができました。

「レンブラントのコレクション」では、
野心家、ファン・マンデルに続くレンブラントの活躍が
ていねいに紹介されていて参考になりました。

・・仕事が終わらず、とうとう朝になってしまいました。
　　う〜ん、絵が描けない。

ウェブで調べていて、次のような記述に出くわしました。

マザッチョ（1400年 - 1428年）は輪郭線を使わずに描くスフマートや空気遠近法など画期的な技法を始めている。

先日、「ぼかし」に触れたのはスフマートと空気遠近法を勘違いしていました。
スフマートについては、ウェブで調べるといろいろ出てくるので、
ご存知なくて関心がある方は、
そちらを参考にされると良いと思います。

「絵画で、なぜ女性が豊かな体形に表現されるのか」の続きですが、
今週いっぱい仕事が立て込んでいて、
週末か週明け頃に続きを書きたいと思っています。
・・ややこしいので、そちらは読み飛ばすか、
　　誤りに気付いた方は教えていただけると助かります。
　　さて・・。そろそろ帰宅の準備。
　　零時ちょうどの地下鉄で帰ります。
　　ふ〜・・、くたくた・・。明日も出社しなくては。