今週は宮城県に行って来ました。

仙台駅前は殆ど何の変化も無く通常の生活を営んで

でも駅前で仕事終わりに飲食する人は少なく

以前の賑わいが嘘の様です(30年位前仕事で半年程生活)

塩釜方面へ向い仙台港へ行くと辺りは激変

警視庁のパトカーが止まり手信号で交差点を通過

電信柱や街路灯はひん曲がり瓦礫が其処ここに積まれ

港の周辺の建家は鉄骨はひん曲がり赤錆だらけ

樹木は葉が落ち草は黄色で全てが枯れ通りは埃っぽい

港から海岸線で少し内陸を通ると空き地には瓦礫の山、車の山

建物は土台だけで磯臭く塩で草花は枯れ所々青い葉が見えるだけ

津波直撃の小学校と中学校の建物は窓のガラスが３階迄全て無くどんがら状態

道路の端には所々に船、船、船、、、家は廃屋状態

こんな状態が仙台港から名取市の仙台空港迄の道程ずっと続き

高速道路の土嚢を潜ると津波を免れた家が内陸に向かうに連れて

徐々に生活の匂いが出てくるが汐の香りが漂って来る

車が一番先に必要に成るので修理屋さんの再建が早い様です

又建築関係も動き始め移動手段に

原付バイクで走り廻るニッカボッカ姿の職人さん達

子供達も連なって歩いている時には笑顔が見えても

街中を独りに成って歩く人々の時は皆険しい顔、顔、顔、、、、

今日目一杯頑張る事だけで明日の事なんて考えられ無い

まだ仙台は通常生活圏が残っているから良いが海岸に近付くと

自然の摂理、人間も自然の前では唯の動物に過ぎない感覚を実感


もっと笑顔が出る様に笑顔の出る支援が必要だと思った

此れから寒くなる東北　雪が多く成と再建も進み難い




仙台からの帰り道は下道で福島に入ります４号線は通行出来るのですが

海沿いの津波、原子力発電所被災地方面は迂回指示が廻り中に出されています

被爆地域周辺へは通行止の指示で入る事もできなかった。


原子力発電所の被爆地域では自営業者は保証金を請求出来るが
津波被災の自営業者は休業補償も無く借金だけ残り
二重債務に陥るか廃業しか無い
環境も揃わないと商売を続ける事自体が無理なのに
債務だけが。。。
大企業の倒産で債務放棄するなら
もっと多くの人間が従事する自営業者にも何か保証が必要。