「世界を駆ける　番外の２」
ワールドジェニーの韓国編つながりで、このリナ。
1993年に「エリーズクラブ・ワールドコスチューム」として、エリーがインディア、リナが韓国、キサラがスイス？、レイフがアイルランド？で登場。
サテン地を使ったりして上質なドレス。
このリナも花がついた輪ゴムで髪を結わえていましたが、リボンに変更。ゴムだとヘンなクセがついてしまうし、劣化もするし。

ワールドコレクション(2000〜2001)以前にも、世界の民族衣装を取り上げたシリーズは存在した。
1998年から翌年に展開したのが「ワールドジェニー」。
1998年にスイス・アメリカ・韓国、1999年にスコットランド・中国・スペイン。
中国はコンプリート･ファイルに載っている宣伝用の写真と実際のものはあまりにも大きく違いすぎ、販売店でも混乱をしたというマイナス面の実績を残した。
さて、お隣の国韓国の衣装を纏ったジェニーは1998年に発売。
浅草橋の某専門店には、このシリーズの在庫がそこそこあるらしいのだが、『宮廷女官　チャングムの誓い』のブレイクで、このジェニーのみが相当数売れたらしい。
もともとは花がついたゴムで髪を束ねてあったが、そのゴムが切れたこともあって、赤いリボンで結わえなおしています。

「マリーンという名の少女　４」
4月29日。ドールショウ19に行ってきました。
キャッスルのブースでどんな先行販売ドールがいるかなとを冷やかし半分に見ていて、この子と目が合いました。
うわ。ショートカットのマリーン。
アイシャドウの色も微妙だし、なにしろこの髪型、好み･･･。
うっかり手を放すと他の人に奪われてしまうことが多々あるので、その箱をキープしたまま見比べようと同じマリーンを探しましたが、同じ髪型の子はいませんでした。もしここに出ているだけなら、ラストワン。
ここに写真があるということは、結果はおわかりですよね。お迎えしちゃいました。

キャッスルの箱、これまでのプラケースから板紙のものに変わるそうです。そして、セパレートのレオタードも薄い黄色のワンピに。
簡素なドレスでも、とりあえずそのままでも着せておけるドレスだというのは嬉しいですね。

「エクセという存在。５」
可愛いでしょ、エクセリーナ。
この子は「15周年アニバーサリージェニー」のエクセで、髪の色違いが２種発売されたもの。
金色のでっかい箱に入って、ゴージャスなドレスを纏ったエクセです。ですが、「金色の箱」がクセモノらしく、あるジンクスに引っかかってしまったようです。
そのジンクスとは･･･「金色の箱は売れない」というタカラドールのジンクスが存在するとか。
それはさておき、もっともエクセリーナらしき魅力がたっぷりの彼女。私のところにはヴィクトリアンエクセリーナとかはいませんからなおさらです。
白い肌、青い目。マリーンとは違って、撫で回してはいけない、高貴なお方という感じです。
でも、箱入りにはしておかないんだ〜♪

「マリーンという名の少女　３」
マリーンは頭がでかい。
いまどきのフレンドの中にあって、たしかにそうなのだった。
昔は普通だったのにねぇ。
2003年のカレンダーガール女子高生12人のうち、頭の大きい子はマリーンだけだった。ゆえに全員集合して写真を撮ると、それがよくわかる。
そこにプレミアムガールのアカデミカルエクセリーナが加わると、マリーンの目立ち方が少し緩和される。
それにしてもお団子ヘアのボリューム。そしてみんなが「濃い」というメイク。
でもマリーンである。かわいい。
ベイシックなセーラー服を着こなし、いかにも女子高生。
よくよく見ると、マリーンなのに下睫毛があったりする。私は見たことがないのだが、下睫毛なしというこのＣＧマリーンも存在するらしい。さて、どっちが本来なのだろうか？

あまりマリーンネタを連発すると、やっぱりおまえはマリーン萌えじゃないかと言われそうだ。
う〜む。否定はしない。気が変わることはたびたびの、にわかマリーン者だったりする。

「マリーンという名の少女　２」
1999年3月に発売になった「はじめまして」シリーズのパーティーマリーン。
コンプリートファイルに載っている写真は、ウエディングマリーンとともに試作品で、実際に販売されたものとのギャップが大きすぎて、不評を買ったもの。
このパーティーマリーンも予告では金髪カーリーだったのが、実際に売り出されたのはこの濃い目の茶髪、まとまりのつきにくい中途半端なウエーブ。そりゃがっかりですよね。
デフォルトの衣装はどこかパジャマみたいで好きになれず、すぐに着替えさせちゃいました。ついでに髪の毛も後ろでまとめて幅広のリボンで結わえて。
そんなことをするうちに、彼女なりにステキになるものなのですね。どこか表情も穏やかになった気がします。
出来が悪いブスなどと悪口を言っているよりも、愛で方なんですよね。

「Re:世界を駆ける　その１０の２」
カラフルで細かな刺繍とリボン。レースをあしらった民族衣装。
その雰囲気がよく出ている衣装です。当時、すでにジェニーは苦しい状況に陥っている中で、メーカーさんの頑張りが感じられます。
製品はMade in JAPAN。でも表記は「ドレス・ボディ・スタンドは中国製です」。つまり、ドールの肝心のヘッドと、プラケース、台紙が日本製、そして最終のアッセンブリーが国内だったのでしょう。
でも、良質な国産ヘッドのおかげで、全体の完成度が高まるのですから、やはり国産の技術はすごいものです。

それにしても、ワールドコレクション１０種はかさばります。。。

ジェニー・ワールドコレクションを紹介してきた「世界を駆ける」も最終回。最後は「ボヘミアの森　マリーン」に担当してもらいましょう。
マリーンの特徴として青いハイライトの瞳が挙げられますが、他のヴァリエーションとして「チェコ目」と呼ばれるややグレーがかった青い瞳があります。
1994年にいまはなき原宿のジェニーズショップで販売された「チェコマリーン」が最初と聞きますが、その後もマリーンのヴァリエーションのひとつとして用いられてきています。
このボヘミアの森マリーンも、やはりチェコですから当然のごとくチェコ目。
髪型はおでこの中央から分けられたソバージュで、マリーン原型のちょんまげではありませんでしたが、チェコの民族衣装にちょんまげマリーンはないだろうと思いますよね。

「べっぴんさん　２」
なんとなくのお気に入りドールは何人もいるけれど、この「INED」さんもそのひとつ。
エイティーンのヘッドにブリジットボディという、長身のモデルさん。
さすがに企業のタイアップのドールだけあって、ドレスの縫製もしっかり。でも不思議と肝心のモデルのジェニーは「？」という点もちょこっとあるのです。
この二人、最初から着ているワンピに付属のジャケット(左）と着替えのセット着用（右）なのだけれど、実はシャギーの入った髪の長さが違っていたり。（左が短い）
右の子はちょっとばかりアイプリの出来がよくなくて、よそを向いているような感じ。ちょっと残念だわ。
靴は左右があるヒールの高いパンプスで、このINEDのときに型を起こしたと聞きます。業界での俗称はINEDシューズらしいです。
このシューズは2000年のJASジェニー２でも用いられていて、また、ジェニー専門店のTOTOCOのオリジナルシューズとして、この型の青が作られていますよ。

「Re:世界を駆ける　その９の２」
軽やかに踊るジェニーは、やはりナチュラルボディ。
同じ衣装をいろんなフレンドに着せて踊ってもらったら楽しいだろうなぁ。
ワールドコレクションはけっこう集めるのに苦労しました。リアルタイムに買っていたわけではなかったので、最後に残ってしまったのが、このプラハの春。
あるとき、浅草橋の某店でそんなことを話していたら、ボヘミアのマリーンは全部出ちゃったけど、プラハはまだ少しだけあるよ･･･と。その翌週、数体出してきてもらったのをしっかり選んでお迎えし、コンプリートとなりました。