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【参加レポート】「リクエストに応えて再び!ふくしま浜通り ホープツーリズムモニターツアー」

みなさん、こんにちは。コミュニティスタッフのミドリです。10月12日(日)~13日(月)に「リクエストに応えて再び!ふくしま浜通りホープツーリズムモニ

みなさん、こんにちは。
コミュニティスタッフのミドリです。

10月12日(日)~13日(月)に「リクエストに応えて再び!ふくしま浜通り ホープツーリズムモニターツアー」が開催されました。

ふくしまで感じる希望(ホープ)について、「見る」「聞く」「考える」ことを通して、参加者自身で考えていただく「ホープツーリズム」。参加したコミュニティスタッフから、レポートが届きましたので、ぜひお読みください。
画像がご覧になれない方はこちら
https://cs.beach.jp/scu/216za


===
10月12日、朝7時15分に東京駅に集合し、特急ひたち3号で福島・浪江駅へ出発しました。

今回は、「ふくしまの今をこの目で見たい」「これからの浜通りについて考えて、新たな魅力を発見できたら」と参加をご希望された、総勢15名の方と一緒にツアーを巡りました。


浪江駅で貸し切りバスに乗り換え、最初に向かったのは「道の駅なみえ」。浜通りの美味しい!楽しい!を満喫できるイベント、「浜フェス2025」~来て、見て、食べて、浜通り~が開催されていました。各自地元のグルメや特産品のお買い物を楽しみました。


(近くにラッキー公園も!)

午後からはウォーキング周遊ツアーに参加。富岡町の歴史と、複合災害の記録を未来へ伝える「とみおかアーカイブミュージアム」や「東日本大震災慰霊碑」、「鶺鴒(せきれい)大橋」などを歩いて周りました。

(避難を呼びかけた際、津波の犠牲になったパトカー。震災の記憶を後世に伝えています。)

(宇宙を旅した種から生まれた「宇宙桜」。復興を祈念して植えられました。)

再び「道の駅なみえ」に戻り、テツandトモさんのお笑いステージを楽しんだ後は、ワイン醸造所「とみおかワイナリー」へ。
津波被害を受けても唯一流出しなかった蔵を活用し、醸造所や地元食材とワインを楽しめるレストランとしてオープンしました。震災前の富岡町の人口と同じ16000本のワイン用ブドウが植えられているそう。
地元出身のスタッフ三瓶さんから、海に近い圃場でぶどうを栽培することの大変さや、復興への想いなどを語っていただきました。

(被災当時中学生だった三瓶さん。地元の復興を願い、とみおかワイナリーに就職を決めたそうです。)

(津波を受けて唯一残った蔵。耐え抜いた力を未来に繋いで欲しいという思いから、「希望の蔵」と名付けられました。)

(おいしいワインとお食事をいただきました)

翌日、最初に訪れたのは、「大震災・原子力災害伝承館」。地震、津波、原発事故の被害を伝える資料約200点が展示され、複合災害についての理解を深めることができました。

その後、双葉町や浪江町をバスで巡るフィールドワークへ。
請戸漁港のそばにある「請戸小学校」は、県内唯一の震災遺構。津波による損傷がそのまま保存、公開されています。迅速な判断などにより、人的被害がなかった奇跡の学校とも呼ばれ、震災の教訓を学ぶことができます。


(当時の様子を伝える絵本が掲示されていました)

続いて、震災の慰霊碑が建立されている大平山霊園へ。高台にあり、今の請戸地区一帯を望むことができます。

(かつて住宅があった一帯。復興が進む漁港も望めます。)

続いて双葉町駅周辺へ。途中、帰還困難区域(避難指示が続いている地域)を通過。この区域の立ち入りには、役場への申請と通行許可証の取得が必要なのだそう。未だ故郷に帰れない人々がいる現実を目の当たりにしました。

(この先が帰還困難区域。フェンスが張られていました)

双葉町駅周辺では、Futaba Art Districtと呼ばれる壁画アートで町を盛り上げようというプロジェクトが発足しており、町のあちこちに壁画アートが施されていました。復興に向けて挑戦する方々の想いを感じ取ることができました。

(バックミラーに映る町が過去の双葉町、フロントガラスに映るのが現在の双葉町を表現しているそう)

次に訪れたのが、サッカーナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」。震災後、福島第一原子力発電所事故の対応拠点として利用され、自衛隊、消防、東京電力などの関係者が集合する拠点となりました。
当時の事故対応の様子や、地域の復興・再生をけん引していく想いなどのお話を聞かせていただきました。

(震災直後は、天然芝のピッチには砂利が敷き詰められ、駐車場やヘリポート、作業員のための仮設住居が並んでいたそう)

最後は、道の駅いわき・ら・ら・ミュウで地元の物産品などを楽しんでいただいて解散となりました。



(今回は立ち寄れませんでしたが、近くには「環境水族館アクアマリンふくしま」があります。)

旅を終えて心に残ったのは、「復興のゴールとは何だろう」という問いでした。
震災前の状態に戻ることなのか、以前よりもっと住みやすい街をつくることなのか—その答えを、誰もまだ持ち合わせてはいません。
だからこそ、“ホープツーリズム”は、訪れた人自身が感じ、学び、考える旅。被災の記憶をたどるだけでなく、今を見つめ、これからをどう生きるかを考える時間でもあります。

福島で見た希望は、私たちがこれから日本で向き合う災害や課題を考えるきっかけにもなります。
再び同じ悲しみを繰り返さないために、今できることを一人ひとりが考え続けていきたい—そんな思いを胸に、旅を終えました。

公益財団法人福島県観光物産交流協会のみなさま、関係者のみなさま、大変貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
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いかがでしたか?
ぜひレポートを読んだ感想をコメントしてくださいね。

<コメント募集>
レポートを読んで、印象に残った場所や言葉、感じたことなどを聞かせてください。

たくさんの投稿をお待ちしています!

(コミュニティスタッフ ミドリ)

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  • 20

from: あゆさん

2025/12/04 06:59:45

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福島県は複合災害で家に帰れない
人が沢山でした。
今でも遠くから故郷を思っている人が沢山いますね。
早く心から良かったと思える日がきたらいいです。

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