「愛のボレロ・３」
愛は
いつも悲しい
思い出を
連れてきて
私の心を闇に閉じ込めるわ！
あなたは
優しい言葉で私を慰めるけれど
この世に
あなたが
投げ掛ける
愛を
私は知らない
感じたこともない
それが
とても悲しいわ
　
君に贈る
僕の心からの思い出が
そんなにも
君の心を
苦しめていたなんて
知らなかった
時の気まぐれな
イタズラとは
言えないね
すべては
いたらない僕の愛
どうか
許して欲しい
信じて欲しい
…
僕は
君しか見えない
君しか愛せない
迫る闇に
この身が
溶けてしまおうとも
君を
想う心だけは
光失わず
君を照らしている
迷わないで
どうか信じて

「愛のボレロ・２」
愛は
風のよう
薫りにつつまれ
抱き締められる
心地して
あなたに愛しさ
心で感じるわ
……
僕は風じゃない
いつも君の
傍らにはべる
四季の薫り
喜びも悲しみも
共にわかちあう
君だけの薫り