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  • from: kさん

    2006年06月08日 23時02分56秒

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    月と白猫

    あの日
    ペルシャに引き裂かれ
    散ったビーズの首飾り

    毎晩一個
    月明りのもと
    涙と一緒に
    数えていたら

    見つけた不思議なビーズ
    テグスの抜ける
    小さな通路の向こうに

    出窓を開けて
    涙を流し続ける
    彼の姿がみえる
    部屋のソファーに
    ペルシャがいない

    透けてみえる
    彼の心の扉には
    鋭い爪の跡

    あんなに
    大事にされて
    首飾りにまで
    爪をたのに

    なんで
    彼の心の扉に
    爪をたてたの?

    私は
    一目散に走り出し
    出窓の下に駆け寄った

    大きくなった向日葵
    彼は私に気付かずに
    向日葵と枕語り
    眠りに落ちた彼の寝顔を
    開け放たれた
    出窓の隅から
    こっそり見つめ
    少し戸惑う…

    ペルシャはいない
    彼の布団に入って
    眠っていいのだろうか…

    向日葵にお願いをした

    「夏が過ぎて、たくさんの種が出来たら、
    来年の夏は
    百倍の笑顔を
    彼にみせてあげて」

    眠っている彼をしばし見つめ
    私は月に願った
    残りのビーズ
    毎晩月に掲げて数えたら
    彼が心の扉を
    私に向けて
    開いてくれますように

    次は向日葵が種をつける季節
    私が笑顔になって
    彼のもとに飛び込もう
    入れてもらえないかもしれない
    でも誠実な
    彼の優しさ信じてる…

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