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  • from: アヒル村長さん

    2008年05月20日 01時40分26秒

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    友達の話

    とある講義で、視覚障害を持つ友達がゲスト講師として登場した。
    もうずいぶんと前から、今日に向けての準備をしていて…
    「オレの波乱万丈の人生を紹介することになる」なんて言っていたけれど。
    実際にかなり勉強になった気がするので、その内容をここにもチラッと。

    話しの中でも一番意外だったのは
    「全盲の人だって、目隠しをされたら怖くて歩けない」
    という話。
    視覚障害の人がどんな感じの世界にいるのかを体験してみる…
    なんてイベントで必ず出てくるのが、
    「アイマスクをして白杖を持って、ペアと一緒に歩いてみよう!」
    全盲なんだから、要するにアイマスクをしているのと同じ状態なんでしょ?
    …と、思っていたけれど、実際は違うようで。
    たとえ全盲の人でも
    「見えないなりに、周りの雰囲気を見る感覚」
    があるので、実際、アイマスクをして歩く事とはまったく意味が違うのだとか。
    これは今でも誤解が多いらしいけれど
    「目が見えない=真っ暗闇」
    では無いという事を考えてみれば、確かに意味合いが違うことに気づける話なのかも…
    (同じく視覚障害を持つ 郡司ななえ という人の本なんかには、全盲の自分から見えるのは「強い乳白色の世界」だという表現も)

    その他、テレビなんかについては…
    「全盲の○○、奇跡のデビュー!」
    というような、見出しや売り出し。
    「…障害があるから注目されているのか、実力があって注目されているのか分からない」
    そしてもっと露骨なのは、「感動できない若者」みたいなタイトルの、たま〜にやってる番組。
    彼が見ていたその番組では、視覚障害者がサッカーをしているVTRが流されて、司会が「これを見てどう思いました?」なんて聞くものだったらしい。
    指名された若者が「別に…障害があるからかわいそうとか、そういうわけでも無いし…」なんて正論を言った瞬間、会場の客は「え〜!!?」
    …とんでもない偽善者集団(苦笑

    彼は全体を通じて、ノーマライゼーションとかなんとか、聞こえのいい事はよく言っているけれど、実際の意識はどーなの?
    という疑問を投げかけていたように思えた。

    実際の学校生活にしても、例えば買い物なんかをする時には、当然なにがどこに置いてあるかは分からないので
    (最近はICチップを使って、音声ガイドができる仕組みを開発しているらしいけれど…)
    「一緒に買い物つきあってくれる?」
    というのが日常。
    …だけど、「やってあげてる」感を抱いた事はないし
    (実際、友達の買い物に一緒について行ってるだけ)
    下宿生活だって、健常学生と同じように楽しんでいる(らしい)

    健常者ですら、誰かしらに手助けを借りて生きているのに、なぜか障害者の手伝いをするとなると
    「かわいそうだから」「不自由だから」
    考えてみれば不自然な事が、普通にまかり通っているのは何で?
    そんなメッセージのように受け止められたのが、今回の話しだった。

    …うーん、うまくまとまってないなぁ(苦笑

    今日の天気:雨

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コメント: 全4件

from: ナオさん

2008年05月21日 22時03分25秒

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「Re:感動して読みました。」
> 村長さん お久しぶりです。
>
> 最近 とても忙しくてここになかなか来ることができずごめんなさい。
>
> 久しぶりに来てみたらなんて素敵なメッセージ!!
>
> そうですよね。
> 相手の身になって動いてあげないといけないです。
>
> すごく勉強になりました。
>
> ありがとう。
>
> 村長さんはすてきな大人になられるのでしょうね〜
> 高校時代からのあなたを読ませていただいていますが、ほんとうに素敵な大人になられてる!
>
> 嬉しいです。
>
> これからもがんばってください。
> 応援しています。
>
> 広島 今朝はおひさまが出ています。(^・^)
>
>  〜とまと

こんばんわ 私も旅行に行ってて 留守にしてました
村長さんは とっても偉いと思いますよ( ̄∇+ ̄)vキラーン
パチ☆\\ ̄ー ̄)( ̄ー ̄//☆パチ

今日の横浜は晴れ・・

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from: アヒル村長さん

2008年05月21日 17時53分48秒

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「Re:感動して読みました。」
お久しぶりです。

高校のときの書き込み…恥ずかしくって見れません(苦笑
今はもう無いけれど、以前はこのサークルみたいにやっていた「足跡」なんかは特に…
あれで一日1000アクセス以上あったのだから、今になっても不思議に思います。

それは別として。
本当に、ハード面だけを整備すればバリアフリーのでき上がり…では無いと、最近になって思うようになりました。
去年の10月18日に、「障害は周りの環境が作り出すもの」というゼミでの話が書き込んでありますが…
そのときには、「なるほど〜」と思っていたけれど、それが言える人って、すごく幸せなんだと思います。
いくらハード面が整っていても、それだけでは絶対に限界があるんです。

…そうは言っても、普通に生活していたって、何か障害があるという人と出会って関わりあうことなんてほとんどないし、健常者がこういう事について何か言っていても、
よほど現状や生の声を理解している人でもなければ、所詮は想像で物事を言っているだけになってしまうし…
難しいなぁと思います。

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from: とまとさん

2008年05月20日 07時21分56秒

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「感動して読みました。」
村長さん お久しぶりです。

最近 とても忙しくてここになかなか来ることができずごめんなさい。

久しぶりに来てみたらなんて素敵なメッセージ!!

そうですよね。
相手の身になって動いてあげないといけないです。

すごく勉強になりました。

ありがとう。

村長さんはすてきな大人になられるのでしょうね〜
高校時代からのあなたを読ませていただいていますが、ほんとうに素敵な大人になられてる!

嬉しいです。

これからもがんばってください。
応援しています。

広島 今朝はおひさまが出ています。(^・^)

 〜とまと

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from: アヒル村長さん

2008年05月20日 01時59分22秒

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「Re:友達の話」
視覚障害の人が困っていたりした時はどうしてほしいとか、そういうことも言っていたので…ちょっと補足。

困っているように見える時というのは、ほぼ確実に何かしら困っている時らしいので、とりあえず声をかければいいらしい。
そして、「その時に頼まれた事」だけを手伝えばいい…
というのも、例えば勝手に何か物を動かしたりしてしまうと、その物がどこへいったか分からなくなったりと、戸惑う原因となるらしく。

このほか、道に迷っていそうで、どこに向かっているのかが分かったとしても、突然引っ張っていくのはダメ(そりゃそうだよなぁ…

誘導を頼まれた時なんかは、点字ブロックは気にせず、最短ルートを歩けばOK。
ただ、どんな時でも誘導者が真横よりも前にいないと…
道の状況とかが分からないし、どう動けばいいかも分からないので、後ろから体を押すような誘導をされるのはちょっと、とのこと。

それから、白杖をつかんだりしてしまうと…
いくら誘導されていても、段差や障害物を確認できないので、とっても不安。

…という感じに、ちょっと注意してほしいことはあるらしいけれど、とにかく声をかけて貰えると、すごく助かる!とのこと。
もしかして、何かを手伝ったりする時のためにも、頭の片隅にチラッと残しておくといい知識かも…

久々の、まじめな書き込みでした(笑

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