「小学校45」
明日は小学校の修了式。
ということで、今日が今学期最後のボランティアだった。
次に会う時には、みんな学年が1つずつ上がっている・・・はず。
とても上げられない子もいるけれど、きっとそうなっているはず（苦笑

まぁ〜・・・最後の最後まで荒れていた。
一体どうして3学期に入ってからの荒れ具合がひどくなったのか、いまだにまったく分らない。
次の学年に上がっても、そもそも昨年度の1年時にいろいろあったことを考慮した上での学年編成でこうなったので…
クラス替えで一体どんな変化が起きるのかは完全に未知数。
今年は持ちあがりの先生が多かったけれど、来年度もそうなるのかは分からないし。
4月から、果たしてどんなふうに変わることやら…？
いろんな意味で気になってしまう。

ただ、来年度の変化としてすでにほぼ確定しているのは。
自分のように、学生ボランティアで来る人が2人ほど増えること。
1人は自分と中学高校が一緒で、一応お互い名前だけは知っている、というような。
連区的にはすぐ隣の小学校区に住んでいる同級生。
教育系の学部で、すでにこの小学校で実習を済ませているそうで。
大学生活最後の1年間で、このボランティア活動を始めるらしい。
…正直、同じクラスになった事とかはないのでほとんど知らない相手ではあっても、それでもやっぱり、すごく心強い（笑

そしてもう一人は…またもや、うちの弟。
初等教育系な学部に通うことになったため、大学生活に慣れて一段落したあたりから活動開始…の、予定。

さすが実習も終わったとあって、かなりしっかりしていて先生っぽさの漂う同級生と、
この2年間で粘り強さだけは実証済みで、安定感もある反面かなりどんくさい自分と、
中途半端に温室育ちでここまできて、今後どう化けるか分からない弟。
…ボランティア学生も三者三様。
はてさて、どんな活動になっていくのか。
4月からも楽しみ。

今日の天気：雨

「小学校44」
昨日は、いつも入っている2年生のクラスのお隣に入っていた。
担任の先生が出張で、時間ごとにやってくる監督の先生にくっついて、あれこれ手伝わせてもらった。
…というか、そうなるのだろうなぁと思っていた。

が、実際はまさかの、ほぼ自分単独（苦笑
その時間にみんながやることは決まっていた（図工や、プリント中心の学習）ので。
自分はみんなの様子を見て回って質問とかに答えたり、ざわついてこないように声をかけたりといったことをする感じ。
でも、学習内容が終わってしまうと当然どうすればいいか、というか、どこまで勝手に指示を出していいか分からないし。
時間が大幅に余るというわけでもないから読書という感じにはなっても、
さすがにそれが1日続いてはつまらない。
なかなか・・・焦った（苦笑
それでも、隣に行って先生に流れを確認したり来てもらったりして、とりあえず何事もなく無事終わってくれた。
良かった。



・・・そして、今日いつものクラスに入ったらこんなものをもらった↑
画面右の広告っぽいのは、見たまんま広告を使って封筒にされているもので。
その中に、ぬり絵と間違い探しが入っていた。
ちなみにこの間違い探し、全部で12ページあってその中にはなぞなぞや迷路なんかも書かれていて。
ぬり絵の方には、この裏側にちょっとしたメッセージが。

これをくれた子というのが、最近では自分にもかなり話してくれるようになったけれど…
クラスに入り始めたときは、それこそ何を言っても反応してくれないし表情も変わらない、
そして現在進行形で、クラス内に仲の良い子もいない、という感じの子。
…でも、特別支援協力員の先生とだけはものすごく仲良しで。
その先生とだけはとても楽しそうに笑顔で話していたりしたので。
前々から、一度思いっきり笑わせてみたいなぁなんて思っていた子。

だんだん少しづつではあるけれど、他の子とも話せるようにはなってきていて…
それでもやっぱり、基本的に孤立してしまっているから、どうしてもふっと困ることも出てきて。
ウザがられるかなぁと思いつつも、そんなタイミングや休み時間なんかの、何かきっかけのある時にちょこちょこ話しかけていたら今日にいたる、と。
…うーん、一応、ウザがられてはなかったってことだよなぁ（笑
純粋にうれしかった瞬間。

今日の天気：晴れ

「小学校43」
昨日今日と、バイトや他のボランティア活動がキャンセルになってしまい…
結局、2年生が下校するまでずっと学校にいた。
みんなには「こいつ暇やなぁ〜」と思われているだろうなぁ（苦笑

相も変わらず、ざわつきはひどくなっている。
世に言う特別支援なんて何も特別ではない。
…というより、教育にマニュアルなんてないし、
一人一人に応じてあれこれ指導方法とかを変えていくのが普通なのだから。
その子に必要なことだったらそれがすべて「普通な指導」で、
そもそも「特別支援」なんて存在は無いのではないか？
…なんて、最近になって思っていたりもするけれど。
それはまぁとにかく。
みんな息苦しい世界ですごしている。

すべての物事が「ゼロか百か」でその間がない、
自分以外の意見を取り入れることは自分の「負け」であって、とにかく意見を突き通さないといけないと思い込んでいる…逆に言ったら、そうしないといけないほど自尊感情が低い。
だから何もされていなくても・・・それこそ誰かと目があっただけでも勝手に「嫌なことをされた！」と思い込んでしまうし、
寂しいから誰かと接したいけど、どうすればいいか方法を知らない。
だからとりあえず、知っている限りの悪口を言いまくったり、人のものをとったり叩いたり。

・・・どうしてこうなった？（苦笑

それを探ってみるためにちょっと、過去に自分が何を書いていたのか見返してみたけれど…
学校ネタが月に1つペースとか、想像以上に少ない事に今さら気づく。
（学校に限らず、書き込みの頻度が減ったよなぁ…）
それに、同じようなことを書いている（笑
と言って、こうもひどかったイメージではなく、本当に一部のあの子たちだけの話だったし…あ。
特支については（今のところの）答えが出たって感じか。
うーん。

それでもやっぱりやるべきことは決まっていて、目指す点も変わらなくて。
1週間くらい前に言った褒め言葉
（うれしくって意図せずぽろっと出てきたような、本当に何も考えずに言ったありふれた言葉）
を覚えていて「このまえ先生がそう言ったから頑張る」みたいなことを言ってくれる子がいたりして。
言葉って怖い。
「銃弾で受けた負傷はまだ治るけれど、言葉によって与えられた傷は、決して治らない」
・・・とは、ペルシャに伝わる格言なのだとか。
2年の夏休みに読んだトルストイの「文読む月日」という本に出てきて、思わずメモっておいた言葉。
俺は…傷を与えていないだろうか？
最近すごい不安。

修了式まで残りあと1週間ちょっと。
おそらくみんな「早くクラスが変わってほしい」と思っているだろうけれど。
みんながこの学校にいて、そしてこのメンバーで教室にいるということはものすごい偶然が重なりあって起こりえた出来事。
たぶん、「奇跡」と言ってしまっても良い確率で実現しているような。
…これは自分らが中学1年の時、クラス担任の先生が語った話。
なぜかふっと思いだしてしまった言葉。
今学期も残りわずか…
なにか、少しでも貢献したい。

今日の天気：晴れ

「小学校42」
3月に入り、だんだんと予定が春休みモードなってきた。
明日あさってはサークルのお泊り会なので、今週はあれこれ忙しいものの午前中は空いているということで。
月曜から木曜まで、4日続けてボランティアに入ってみた。

ちょうど今日が「6年生を送る会」のある日で、どの学年もそれぞれの準備をしているためか…
今週は相当ざわついている。
残念ながら、今年度の今までで一番ざわついていると言っても良いくらいの状態。
休み時間が来るごとに誰か（というか、ほぼ同じ子）が何かしら暴れていたりして。

現実的に、この状況を打開できる一番現実的でなおかつ手っ取り早くて、一番効果的だけど一番難しい方法が
「くっつかないこと」
発達段階的にまだうまくやっていける余力がないのなら、とりあえずお互いが接触する機会を減らして、
最低限気不快な思いをせずに学校で過ごせる時間を増やした方が絶対にいい。
…でも、なにしろ磁石の如くくっつきまくる（苦笑
それが逆にうまくやっていける可能性を秘めている部分でもあるのだけれど。

そんなこんなでへこんでいる中でも、本気で変わりつつある子が1人。
自分が隣でべったり状態でなくともしっかり授業を受けられるようになってきて、休み時間になった瞬間に駆け寄ってきていたはずが、
それがゼロになった代わりに友達と問題を起こさず仲良く遊べるようになったり。
もちろん調子に波があるとは言え…この1週間ずっとそんな感じ。
なによりもびっくりしたのが、今までなら絶対にケンカ勃発必須ワード（苦笑）だった事を言われても、
ぐっと我慢して、その場を去ってやり過ごすことができるようになっていたこと。
例えこれが偶然でも、以前の彼ならありえなかった姿。

正直なところ、あの教室にいてぐったりしないと言えば大ウソにはなるけれど。
その反面で、微力ながら自分がやっていることも無駄にはなっていないと感じられる。
・・・やめようとは思わない。

今日の天気：雨