現職研修に出て、そんなことを思った。
事例に挙がっていた とある生徒。
学年だけで名前が伏せてあるので、誰のことか分からないまま話を聞いていたら、
最後の最後にチラッと言われた一言で誰のことかが分かって。
軽くパニック。

その子がどういう環境にいるのかをまったく知らなかったから、
色々と話してくれていたことをすべてその通りに受け取っていたけれど。
ドラマだったら「なんでもありの設定だなぁ」と鼻で笑いたくなるような環境が現実になっていたりして。
家族の話をしているようにしか見えなくても、実はその家族が家族でないなんて。
何も知らなければ絶対に想像がつかないようなこと。

うちの学校…どういうわけか、家庭環境に多々問題ありな人がかなり多い。
「家庭との連携」とはいうけれど、そもそも環境的に連携がとれない、
環境を変えたくても変えられない場合の話なんて聞いたことがない（苦笑
やっぱり…現場って、すごい。
もっと福祉を学んでおけばよかった。
もはや教育だけでは絶対に解決できない。


いずれにしても…
「担任ではない教員」
だからこそできる対応もある、と。
一番手がかけられる担任だと、どうしても衝突する場面が出てきてしまう。
でも、担任でない先生なら普段あんまり話せない分だけ敵意識がないから、すっと納得できる話がしやすいこともある。

…よく話してくれる子だし。
なにかしら、うまいこと歯車になりたいところ。

日付も変わり、ついに二学期。
今学期も頑張ろう。