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  • from: アヒル村長さん

    2012年03月11日 03時31分58秒

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    あれから1年

    「どうせ帰られないんだったら、いっそ『死の街』として認めてもらった方が心に踏ん切りがつく。
    帰ることができるのかできないのか分からない、はっきりしない…そういう今の状況の方がよっぽどつらい。

    言い方は悪いが、津波で流された地域の人と俺らは状況が違う。
    俺らなんて、本当に誰も住めないんだから誰が見たって死の街と変わらないじゃないか。

    被災地の人の気持ちを考えろと世間は言うが、俺らの気持ちが分かるのはのは俺らだけなんだ」


    …どこかのおエラい方が放った「死の街」発言について、
    放射能の被害を受けている地区に住んでいた人が語ったという言葉。
    ニュースなどでは「死の街」に対して一斉に批判の声をあげる中、
    当の言われた人々はというと…?
    個人的に、何か勘違いしている部分があったのかもしれないと気付いた瞬間だった。

    それ以来、風評被害とか根も葉もない誤解による偏見とか、
    そういう非難されるべき事柄が多々ある中で。
    どーも…何か、どこかしっくりこないものを感じるのは自分だけなのか。
    本気で復興のためにあれやこれやと努力している人と、
    相変わらず続く「絆」という使いやすい言葉の連呼と。
    (おかげで、卒業生の卒業アルバムのタイトルまで「絆」になってしまった 苦笑)
    言ってる自分も何もやってないけど…後者のような。
    雰囲気に便乗して勝手に感傷に浸っているだけの人が、どーも多いような気もする。
    そしてその感覚が、障害児者についてのあれこれを知らない人が見せる反応にすごくよく似ている気もする。

    大学時代、サークルは何をやっているのと聞かれて
    「月に1度障害児者と集まって、遊んだり歌ったりして1日楽しくすごす活動をしています」
    と答えると。
    「やっぱり大変?」「あぁ、優しいんですね」
    …と。
    そういう返答が返ってくる場合がほとんど。

    まぁ…前者は分かる。
    それがすべてではないけれど、大変じゃないといえばウソになるし。
    ただ、後者。
    これだけノーマライゼーションだのなんだの言われる今の時代、
    まだそういう反応をする人がいるのか…と。
    「優しい」って、べつにご慈悲でやっているわけでも施しを与えているわけでもない。
    そもそも「ボランティア」というのはそんな活動ではない。
    持ちつ持たれつ、お互いに与えあい受け取りあい、そうやって活動しているのだから。
    サークルに限っていえば、内容的にはボランティアのようなサークル活動でも、
    分類は「ボランティア系」ではなく「研究系サークル」。
    サークルの通称の前には「障害児保育問題研究会」というやたら固っ苦しい肩書きが付いていて。
    活動している側は はなから「ボランティアやってます!」という意識を一切持っていない。

    話が逸れたけど…
    障害者福祉にしてもボランティア活動にしても。
    本質を知らないと、見た目とイメージで「やさしいですね」になってしまう。
    初めはそれで良いし、そこが重要な入り口になるはずだし、それ自体は悪いことではないと思う。
    ただ、「やさしいですね」がずーっと続いてその先に進まない。
    これはまぁ、入口から一歩踏み入れて中に入ってもらう機会が少ないから、ある意味仕方ないものだとしても…

    「絆」だけがずーっと続いて、それだけでみんな満足。
    これはまずいのではないか。
    いい加減気づくべき。
    「結局自分たちには何もできない」…と。
    本当に絆で結ばれているなら、今すぐみんなの家の庭先に被災地の瓦礫を一人1キロずつ持って来よう!
    そして瓦礫置き場に困っている被災地の人々を救おう!!
    …と。
    「いま私たちにできること」で一番手っ取り早いのは、要はそういうこと。
    運送業者の方々のネットワークに活躍してもらって、運べるところから順次、家の庭先に瓦礫を一人1キロずつ。
    勝手に持って来てくれるのだから、庭つきの家に住んでいる人なら誰にだってできる。
    庭が無くても、貸し倉庫とかマンションの共有スペースとか、そういうところがある人だって協力できる。
    それでもそういう事をしないのは、ただただ実態が見えない「放射能」という存在が怖いから。
    悪いけど、自分も嫌。
    都知事さんだって、自分の豪邸においてくれと言われれば
    「なんで俺の家に置くんだよ?」となるのが当たり前。

    今必要なのって一体何なのか。
    絆きずなとバカの一つ覚えで連呼して自己満足に浸る必要なんて本当にあるのか。
    それなら
    「申し訳ないけど何もできないから、せめて気持ちだけでもあなた方の方に向けておきます。
    今どのような状況なのか、どんな困難があるのか。
    何もできないけど、考えることだけはやめずに目を向けて頭を働かせていきます」
    …と。
    素直にそう言いきってしまった方がよっぽど良いのではないか。
    うわべだけの実態を伴わない「絆」で「チーム日本・チーム東北気取り」でいるよりも。
    素直に自覚してしまう事の方がよっぽど、東北の方々と同じ一国民の立場としてはふさわしい気がしてならない。


    「3.11」
    サークル最後の活動日で、大津波警報が出る中「俺ら大丈夫なのか?」と話しつつ知多半島の先端で1泊2日。
    テレビでは想像を絶する映像が流れ続けていた…
    そんなあの日から1年経って自分が行きついたところ。

    相変わらず…ひねくれてるのかな?(苦笑
    ひねくれてると非難されても、「絆」にだけは絶対に乗らない。

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