海外を訪ねる時に、その町の安全基準として「一人で夜街を歩けるか」という事を考えます。まあある程度危ないのは日本も一緒です。でも人の暮らしに夜入って行く事は、やはり勇気がいりますし、またマナーも必要。西塘の町はそれは絶対安全ではなかったでしょうが、数々訪ねた場所の中では、安心できる町だったと思います。
　初日は夜までこの町は湿ったまんま。それがまた風情があって。
　　　　　　　　　　 　

　石畳は夜になると輝くようでした。そこら中に美しいカットが転がっていた。
やはり「石」に「雨」は似合います。撮影してまわれるほどの優しい雨でした。
　そしてそこにある光もやはり優しかった。８時を過ぎるとほとんど人もいない。
　でも間違いなくこの町で人は生活をしている。それがやはり素敵かな。
でも遅くまでついている灯りは、やはり観光用のものなんでしょうね。恐らくここに人が暮らすだけだと、夜には真っ暗になるだろうなあ。

　　　

　角の飲み屋で美味しい中華をいただいて、夜の町を後にしました。