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from: ドリカズさん
2007/09/22 14:16:58
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【先週の概況】9月18日(火)〜
■先週の結果(9月18日〜)
想定レンジ 16500円〜15800円
結 果 16470円〜15740円
値幅710円 終値16380円△290円 週間騰落△440円
イブニングセッション終値16380円(通用取引終値16270円)
先週はFOMCの結果が大きく相場を動かした週となりました。
当初の0.5%利下げ折込相場から、直近では0.25%利下げへ急速に市場の雰囲気が傾いた中での0.5%の利下げは市場ではサプライズと受け止められ大幅上昇となりました。日銀も大方の予想通りの政策金利の現状維持となりました。為替は米国株高を好感し、一旦ドル高方向に振れましたが、その後は115円近辺のもみあいとなりまだ方向感を出すにはいたっていません。米国は急伸のあともみ合いが3日間続いています。ダウは高値13877ドルと史上最高値まで130ドル足らず、あと1%弱まで迫っています。その他証券大手4社の決算発表も済み、結果はまちまち、評価も分かれているようです。債権のマイナスを他の商品でカバーにそこの安定感に好感の声と、次の決算への懸念の声も聞かれます。
発表されている住宅関連指標は依然悪化傾向も、0.5%利下げ効果が今のところは打ち消しています。
また、VIX指数も週末6月25日以来の10%台、19.00%まで低下しています。
原油の高値更新が勢いが増しています。その他金、CRB商品指数も上昇が続いています。原油は需給を取り上げられていますが、急な動きは後々にいろいろと思惑的動きにつながそうです。(プラスマイナス両面)金も、利下げによるインフレヘッジ、ドル安懸念のヘッジ等も重なり何年来の高値となっています。
世界の株価も米国の動きに連動し、欧州は安値からの戻り高値のもみあい、アジアは上海に加え、香港、インドが高値更新他も戻り高値もみ合いの状況です。
日本市場は世界に大きく遅れをとっている中、依然上値の重い展開が続いています。最安値からの半値戻し(16780円)はもとより、16500円にもタッチできていません。
米株動向と、為替動向に左右される展開が続いています。
為替の問題があるにせよ日本の遅れ、弱さは少し度を越してる感もあります。
日本市場の特徴は市場は大きいが外国投資家のウエイトが高い、他ではインドも似てるそうです。よく日本とインドが似た動き(売り込まれる時などタイミングがずれながらも)を感じる時もあります。
その外国人投資家が、世界経済の流れは別として、日本固有の負の問題に着目しているのかもしれません。(将来の日本国内を少し長いレンジで見るとかなり負の材料の宝庫にも見えます。)
ただ、テクニカル的にはおもしろいポジションまできています。5日移動平均が25日移動平均を上抜けし、25日平均も上昇に転じるタイミングです。為替は微妙な展開でレンジ相場の感もあります。
NT倍率(日経225先物/TOPIXの比率)注目され出しました。週末10.51%と5年来の高い水準となっています。物色が広がらない中、その他金融筆頭に、銀行、証券の金融が大きく売られているのも一因です。下落幅小さい日でも新安値更新銘柄が先日も200を越える等、225銘柄以外はかなり厳しい印象です。
ただ、逆に物色が広がりだすと最安値近辺からの上昇は一気に押し上げる可能性もありそうです。
また裁定買残が6月11日以来の19億株台に乗ってきました。2月27日32億株から8月20日15億株まで減少が続き、その後も低水準が続いていましたが、9月のSQ明けから目立って増えた感があります。
増えすぎはリスク要因にもなりますが。裁定買残は上昇局面の時に増えやすい傾向もあり、この流れが続くのであれば上昇トレンドの見方もできそうです。
今日は少し長くなってしまいましたので、「今週の想定レンジ」は分割し明日以降別途コメントいたします。
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