我々みたいな　電車好きが必ず挑戦するのが　人筆書きです

一筆書きとは
　
電車の切符の肝要は　目的地までの乗車券を求める事とありますから
最短駅区間の乗車券を求め　逆回りをして　目的の駅に行く　
始発電車で出て　最終電車で帰る　これが究極の一筆書きと言う

我が利用駅の隣の駅が　千葉県です
まず　その区間の切符を求め　始発電車で　都心へと向かう　時刻表とにらめっこして　
ルートを何度も確認して　次の乗り換え駅を頭にたたっこむ

一筆書きの醍醐味は　ここにあるんです　乗り換え駅を　見過ごしたら
又電車が　時間通り動いてくれないと　乗り換え電車に間に合いませんので

一筆書きの旅はそこで終わります　

私の　記録は　６６０キロ（料金に換算して１万円弱）を１２０円の料金で　行ってきました　

外孫（祥子・しょうこ）が今年８月　内孫が昨日（大和・やまと）生まれました
今時の名前ってこんな名前なんでしょうか
私の時代だったら　こんな名前は付けられなかったでしようね

私が昭和１９年生まれ　孫が平成１９年生まれ　
世代を超えて　同じ１９年生まれ　何かを感じないといけないでしょうか

親は生まれてくる子供を選べません
子供は親を選んで生まれてきます　
この母親に生まれて良かったと　云われるような
そんな親子で　この世の空気を味方に付け
健やかに育だてと祈るだけです

この列車は　秋田から五能線を経由して　弘前まで　
のんびり走る　観光列車です

東能代から　五能線に入り　途中不老不死　黄金崎温泉のある
へなし駅を　目で追いながら　左側に　絶景の日本海が展開する
ライブで　津軽三味線の響きを聞きなが　
日本一素敵な旅を　この列車は　演出してくれる

熊と遊んだ事ありますか

その温泉は　水上から湯の小屋温泉に行く途中の道にあり
利根川をさかのぼった　宝川渓畔の　宝川温泉の一軒宿です
この温泉　混浴の大露天風呂を４つ持つ　
滝の水音を聞きながら入る　絶景の開放間抜群の　温泉宿である

ここで　熊と遊んだんです　お客さんは　ペアーの人２〜３組で
先に帰られたので　私一人だったんです　帰り道　何気に
鎖につながれた　２匹の熊に出会ったんです　

動物って　犬でもライオンでも子供の時は　可愛いね
熊だって　赤ちゃん熊は可愛いよ　私１時間ぐらい遊んだじゃないかなー
抱っこしたり　じゃれあったりして　噛まれても歯が生えてないから　痛く無いんだ　
もう最後は友達気分で　犬と遊んでいるのかと錯覚を覚えるほど　私に馴れた　

私　娘に自転車を教えていたんです
何度か転んだりしながら　一人で乗れるように成って

そのうち　当たり所が　悪かったのか　
お股のところが痛い　と言うんですよ
かみさんが見て　かなり腫れてるって云うんで
場所が場所だけに　婦人科に　行ったんです

私が病院に連れて行ったら　「痛くて歩けない」って云うんです
仕方なく　私が介添えして病室に入ったんです
娘は股を押さえて　痛い痛いって　泣くもんで

ほかの人は　みんな私の方を見て　ニヤニヤしてるんです

きっと　「あのスケベ親父　こんな子供に何をしたんだ」って

そんな目で見てると思ったのは　私だけですかね

私の愛願物として　チャンピオンに育てた　ヨークシャ・テリアと　魚があります
魚を飼い始めた訳は　定かではないのですが　２０年も前になるかと思います

海水　淡水　２つの水槽を持ちます　
海水は９０ｃｍ水槽と壁掛け式で　４０センチ水槽で浄化装置も
凝って　手作りで　一人で作りました

中は　今は魚よりも　無脊椎とサンゴと海草　とイソギンチャクが多く成ってしまいました
魚は　イソギンチャクを住みかにした　カクレクマノミが対でいます
もう２〜３年いますので　かなり大きいで
クマノミは　自分の専用の　イソギンチャクが他の魚に　つつかれると
その魚を攻撃して　イソギンチャクを守ります

そのけなげな　スタイルが好きで　クマノミ大好き親父になりまし
た

壁掛け水槽は　ディスカスがペアで入れてあり　子供を孵して
今一生県名　２対で子育て　真っ最中です

でもこんあ可愛い　魚達が　今その存続の危機にたたされてます

心無い鬼嫁（我が女房）に処分しろと云われています

このやから達　結構お金がかかるんです　海水槽は　浄化装置を含め　
２００ℓ以上入るもんで　温度管理に　月４〜５万円掛かるんです

私もこの魚達が　いなくなったら　考えますが
魚が生きているうちは　面倒見てあげたいんですが
板ばさみにあって　胸を痛めてます

これは２ヶ月ぐらい前の話で　とうとう　鬼嫁に負けて　生き物全て処分しました

今はたまに　魚のいない　水槽に　ポンプを動かし明かりを点けて
喜んでます

鬼嫁はその水槽も　処分しろだってさ　くそたれ　いい加減にしろ

まだ子供が小さかった頃　

女房　子供の教育に失敗して　犬を飼い始めたんです
そこで家族から　世話係りを　任命されたんです

女房と子供で失敗してるもんで　今度の失敗は許されません
本を読んで研究して　犬に賭けました　犬はいいですね　
バシット云う事を聞くし　人間と違って　口応えをしません
私と同じ　左利きに成ったし　教えた芸は何でもするし

癒し専門のペット犬が　コンテストに出るのは　無理と云われていた大方の予想を裏切り　
優勝はするし　私は犬の教育に成功したんです

それから私は　魚を飼ったんです　そこで子供に言われました

「お父さん　犬も失敗したのか」って

（犬の教育には失敗してない〕（魚は芸をしない）

魚って　２〜３分なら　外に出しといても　平気だよね
少しずつ慣らしていけば　５〜６分　もっともっと慣れせば
１０〜２０分　水槽から出しておいても　平気でしょ

そしたら　魚にハーネスとリードを付けて　散歩に行きたいな

そしたら池に落ちて　溺れてしまったりして　
　

私　山中湖が好きなんです　それは　日本一綺麗な富士山があるから
そして忍野があるから　忍野からの富士山も捨てがたい魅力があります　
ひがな　一日　富士山を狙って　キャメラを立て　ぼやっと　山と話をする　そんな自分が好きだ

ドライブは一人がいい　（家族サービスなら　別なんですけど）
時間があれば　高速道路は　避けたい　のんびり走り道端の電柱に書かれてる　
村の名前　読みながら　その村の　佇まいを肌に感じる　
温泉を見つけて　ポクンと入る　

忍野の池のほとりの　茶屋のおかみが云ってた　
「忍野は風が強くて寒いから　昔は嫌だった」
「でも近頃は　お客さんが大勢来てくれるから　ご飯が食べられる」って

山中湖には　あさ６時前に着くと　冬場は　６時に紅富士の湯が
シャッターを開く　露天風呂から　富士を掠めて日が昇る
絶景ですぞ

男風呂はキャメラが持ち込めるから　いいよなぁ　女子はそうはいかないと思うけど

小泉八雲の　短編小説ですが　私は　アレンジして落語として話します

その夫婦は子供に恵まれませんでしたが　
何不自由なく二人仲良く暮らしていたんですが
間が刺したと言うんですかねぇー　
いい女が出来て　恋女房を捨てて上方に駆け落ちです

始めは兄弟のように仲むつましく　髪結いの女房として　暮らしていたんです

そのうち３年も立たないうちに　飽きられ　放り出されるはめに
暫くは一人で暮らしていたんですけど　
江戸に残した　恋女房　何の不服もなく暮らしていた頃が急に
懐かしくなり　

意を決して女房の所に戻ろう　昔の家まで　帰ってみました
玄関先の植え込み　細めに開いた隙間から漏れる明かりとその佇まい　昔とちっつとも変わっていません

まだ女房が　居るんだ　一人で居るのかな　もし亭主が居たら
もう一度　上方に戻ればいいんだ　ええいー入ってみよっと

「帰ったぞ」「あらあなたお帰りなさい」「ええっお帰りなさいか」昔と変わらず　三つ指をついて迎えるではないですか　「俺　入ってもいいのか」「何を　おっしゃいます　ここはあなたの家です　ずっと一人であなたのお帰りをお待ちしておりました」「さぁさぁ　お上がりください」「あなたが　帰ったらすぐに使えるように　夜具も食卓も　３年前と少しも変えて居ませんから」

その晩は　尽きる事のない話をして　３年ぶりの　恋女房を　しっかり抱いて　いつの間にか　寝いってしまい　朝　味噌汁の匂いと
まな板の音で目を覚まし　昔と変わらない朝を迎えました

「あなた　朝の食事が出来ましたよ　その声にちょっと我に返り
夕べの女房の　寝間に手をやると　女房のぬくもりが
その胸に手を置くと　女房が　ここに居る　
あれ台所に居るのは　女房　ここに寝ているのは　我に返って　寝間の女房を　抱き寄せると　肋骨が　ガサ　骨だ骨だ

あわてて外に飛び出し　角の煙草屋に駆け込み　「あの奥の家に女が一人で暮らしてるはずですけど」
「はい　確か３年前まで　おしどり夫婦が暮らしていましたが
ご主人が　いい方と出て行かれましてから　可愛いそうに　
奥様は　やせ細り　何処に行ったのか　姿が見えなくなりました
　
それからあのお宅には　何方もお住まいではございません」

その彼は
かみさんより長い付き合いです　
今でも家族ぐるみでお付き合いしています

でもこの彼　私の持論で云うところの親友ではないんです
親友は何でも話せないと　親友とは　云わないんです
私は彼にも話せない事がありますから　

私と彼は　話友達ではなく　話さない友達なのです

彼はどうか判かりませんけど　私は彼の考えている事を
全てとは云いませんが　解かるんです

彼と一緒に居ても　一言も話さず　何時間でも違和感なく居られるんです

彼の奥様は　私の元彼女です
ある時　彼の赴任先の岡山で　彼に恋人が出来たんです
彼が東京の　私に「彼女ができたんだけど　お前の方が似合いそうだからこちらに来い」
と云ってきたんです　私はすぐに行きました　

暫く３人で　遊んでいたでしょうか　そのうち私も彼女が好きになり　
彼も私に紹介したものの　彼女が好きだったんですね
私と彼は　押しも押されぬ　恋敵です

　彼女をどちらが射止めるか　

もう大変　抜け駆け　ありーの　プレッゼント合戦ありーの
お互い　ののしり合い　つかみ合い　一時は私のものになった彼女も　
今は彼の奥様に　成りました

私が彼を親友と認めない訳は　私と彼の間に　ある線を越えられない　ものがあるから

それを超えなければ　私　彼にまだ云えない事があるから
まだ親友とは呼べないんです