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from: 笑い皺さん
2007年12月24日 10時53分56秒
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クリスマスイブにはこんな話を
山と海に囲まれた、ある北国の小さな村に、お母さんとお嬢が二人で住んでいました。
その日は冷たい雨が夕刻から雪に変わり、サンタのトナカイが牽くそりが進むのに、
ちょうどいいくらいに積もって、イブの夜は更けてゆきました。
家の中では、薪ストーブに薪をくべながら、二人の楽しい会話が弾んでいました。
「ねぇー お母さんサンタさん、私にも来るよねぇー」
お母さんは、つくろい物の手を少し止めて「そうね」って、小さく言って、またその手を早めました。
「お母さん、じゃあー私寝る」お嬢はそう言って枕元に靴下を置いて、安らかな寝息を立てて夢見ごこち
、
明け方 大きな流れ星が一つ流れて、
朝、目を覚ましたお嬢は、サンタさんのプレゼントが無いのを怪訝な顔で、
「ねーお母さん、私には何でサンタさん、来なかったの」
お母さんは 寂しそうな顔をして、お嬢に「ご免ね、サンタさんには、早くからお願いしておいたんだけど、どうしてもサンタさんは、来られないって言うの」
「来年は、病気も治してもっと沢山働いて、サンタさんが来てくれるように頑張るから許してね」
「そうかサンタさんも大変なんだよね、私より困っている人がいるんだ、
そっちに行ってしまったから、私の所には来られなかったんだ」「そうか、それで良かったんだよね、
私の所に来たら そっちに行かれなく成っちゃうもんねぇ」
「サンタは、私の所に来なくって良かったんだ」-
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