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  • from: orimasa2007さん

    2007年12月05日 10時37分13秒

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    古都鎌倉(14) 「建長寺」

     巡った寺社、史跡の順番・・。
    鎌倉駅⇒鶴岡八幡宮⇒若宮大路・段葛⇒白旗神社⇒源頼朝の墓⇒大江・毛利・島津の墓⇒三浦一族の墓⇒東勝寺跡・高時やぐら⇒安養院⇒鎌倉宮・護良親王の墓⇒瑞泉寺⇒杉本寺⇒建長寺⇒円覚寺⇒明月院⇒東慶寺⇒常楽時⇒高徳院・鎌倉大仏⇒長谷寺⇒光明寺⇒稲村ヶ崎⇒満腹寺⇒龍口寺⇒常立寺⇒江ノ島


    古都鎌倉(14) 「建長寺」

        
    <font size="2" color="#0000FF"><b>今まで巡った寺社は,八幡宮を境に東の方角であったが、次より西の方向を巡ってみましょう・・。
    先ず、八幡宮より至近にある「建長寺」からです。

    小生の檀家寺(いわき市白鳥町・・龍勝寺)は京都の大本山妙心寺の一派で、宗派は禅宗の臨済宗である。
    一般に坐禅を宗旨とする仏教の宗派を禅宗といい、座禅とは静座して精神を集中させる行法で、日本では臨済宗・曹洞宗・黄檗宗(おおばくしゅう)がある。
    曹洞宗の大本山は御存知越前福井の「永平寺」、黄檗宗は京都の万福寺で中国の建築様式をそのまま取り入れているので有名である・・。
    臨済宗は多岐に分派し、現在日本には十四派があるという。本山は京都の妙心寺、そして鎌倉の建長寺など・・・。
    臨済宗は中国・唐の時代の臨済禅師が宗祖で、中国に渡り学んだ「栄西」らによって、鎌倉時代に日本に伝えられている。
    同じ禅宗の曹洞宗が地方豪族や一般民衆に広まったのに対し、臨済宗は時の武家政権に支持され、政治・文化に重んじられたといわれる。
    その後時代が下り、臨済宗は江戸時代には曹洞宗・黄檗宗に比して、やや衰退気味だった。この臨済宗を駿河の「白隠禅師」によって再びが中興されたのであった。 臨済宗十四派は全て白隠によって再建されたものといわれる。

    白隠は、江戸期の駿河の国・原宿の名僧で
    『駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠』
    と歌われているのは有名である。


    鎌倉には禅宗の寺が多くあり、「鎌倉五山」と言う寺格をあらわす呼び方がある。
    これは鎌倉の禅宗の五大官寺(御堂造営費を国府が支出し、経営維持した寺で大寺院・国分寺など。又幕府が特に保護した寺の俗称)のことを言う。
    五山の制度は、インドや中国・南宋期に五つの寺を定めたことに由来するといい、禅宗の保護と統制のため、格式の高い寺五つを定めたもの・・。 
    鎌倉五山は、第一位が建長寺、第二位が円覚寺、第三位が寿福寺、第四位が浄智寺、第五位が浄妙寺であり、因みに京都五山は、第一位が天竜寺、第二位が相国寺、第三位が建仁寺、第四位が東福寺、第五位が万寿寺。
    このようにして定められた五山は、時の権力、政治、と強く密接な関係を持つようになり、僧たちも政治に活躍の場を広げ、その影響を強めていったという。


    八幡宮の西、鎌倉街道の巨福呂坂(こぶくろざか)を過ぎると、緑樹の中に巨大な総門が現われる・・、「建長寺」である。
    鎌倉五山第一位の臨済宗・建長寺派の大本山で、時の執権・北条時頼が建長五年(1253)に中国・宗から来日していた高僧・蘭渓道隆(らいけいどうりゅう)を招いて建立したわが国最初の禅寺である。 時代の権力者、北条氏や足利氏に保護され隆盛を極めたという・・。

    境内の広さと大小の伽藍で圧倒される・・、実は50を越す大、小寺院を有するが、14,15世紀に起こった数度の火災で,その多くが焼失し江戸時代に入り,高名な沢庵和尚の進言で再建されたという・・。
    蘭渓道隆が宋から伝えた厳しい禅行が現在まで脈々と受け継がれ、今もも厳しい修行が行われている寺院である。

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