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  • from: orimasa2007さん

    2009年07月08日 09時29分06秒

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    日本周遊紀行・昔の旅人(6):「正岡子規」


    写真:正岡子規の貴重な旅姿


    日本周遊紀行・昔の旅人(6):「正岡子規」

    松蔭といい、芭蕉といい、遊女といい、徒歩での大変な辛苦の長旅である。
    だが、気楽な気持ち(実はそうではない、既に「肺病」を患っていたのだが・・)の長道中もあったようで・・、「正岡子規」(1867-1902)のことである。

    『 悟りは平気で死ぬことではなく、どんな場合でも平気で生きること、しかも楽しみを見出さなければ生きている価値がない 』 子規
    芭蕉は悲壮な覚悟を決めて出発したが・・、「天性の楽天家」と言われる明治の子規は、いとも気楽に・・
    『 みちのくへ 涼みに行くや 下駄はいて 』
    と軽く一句捻っている。

    四国の松山から東京(江戸から東京になる)へ出て、在学しながら芭蕉顔負けの秋田まで気軽に脚を延ばしているのである。 
    この時に、芭蕉の「奥の細道」に因んで『はて知らずの記』を残している。 

    「房総紀行」、「水戸紀行」、「木曽旅行」など旅の連続であったが、その後更に明治26年7月から芭蕉の足跡を辿りながら帰京するまで1ヶ月間の東北旅行を行っている。
    巡った先は上野⇒白川⇒飯坂温泉⇒仙台⇒松島⇒山形⇒作並温泉⇒天童⇒最上川⇒酒田 鳥海山を見ながら吹浦⇒八郎潟⇒秋田⇒大曲⇒象潟⇒岩手・湯田温泉郷⇒黒沢尻⇒水沢 ⇒帰京

    余分ながら・・、この時、山形・最上川では・・、
    『 ずんずんと 夏を流すや 最上川 』
    と、圧倒される勢いで流れる最上川の水量の豊かさを詠んでいる。
    発想の契機は芭蕉の 
    『 五月雨を 集めて早し 最上川 』 にある。

    元々、正岡子規は芭蕉に対する批判者として俳句界に登場したとも云われる。
    子規は評論の『芭蕉雑談』の中で芭蕉の高名な俳句を次次批判したといい、芭蕉の業績を全面的に否定したわけではないが、芭蕉の俳句には説明的かつ散文的な要素が多く含まれており、詩としての純粋性、事象における「深さ」、「捻り:ひねり」、「切り」に欠けていると断じたのであった。

    『 柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺 』
    余りにも有名な句であるが・・・、
    正岡子規が最後に奈良を訪れたのは明治28年10月、肺結核を病む身で郷里松山を出て上京の旅の途中で奈良を訪れている。 この時に詠んだ句である。
    この後、7年に及ぶ闘病生活を過ごすことになるが、子規にとって奈良の旅が生涯最後の旅となっている。
    子規の文学は、殆どが旅の体験をもとに構築されていったという。
    子規の文学は、「吟行」と言われる旅の表現であり、大江健三郎は子規を称して「歩く吟人」と呼んでいる。


    序ながら、司馬遼太郎のドキュメント小説で『坂の上の雲』という大作がある。
    伊予・松山出身の正岡子規や秋山好古(日本陸軍の父)、秋山真之(大日本帝国海軍の
    軍人、参謀、中将:日本海海戦の一節で『本日天気晴朗ナレドモ浪高シ』や「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ、各員一層奮励努力セヨ」と発した言葉は有名)の兄弟の3人を主人公に、彼らが明治という近代日本の勃興期をいかに生きたかを描く青春群像小説である。
    子規は、この三人を・・、

    『 不生不滅 明けて鴉の 三羽かな 』
    と詠んでいる。

    小生、「日本一周」で四国・松山に寄った時、このお三方の様子を若干記しているので参考にして戴きたい・・。

    URL  http://outdoor.geocities.jp/n_issyuu2005/nn-8.htm 

    尚、この『坂の上の雲』は、2009年より3年に渡りNHKスペシャルドラマとして放映が決定している。
    NHKが総力をあげて取り組み、国内各地・世界各国でのロケ・最新の特殊映像効果を駆使し、これまでにないスケールで制作中とのこと、2009年、10年、11年と3年に渡って放映される予定。


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