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  • from: orimasa2007さん

    2009年11月17日 10時17分47秒

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    日本周遊紀行(22)男鹿 「松枯れとなまはげ」

    日本周遊紀行(22)男鹿 「松枯れとなまはげ」


    それにしても、秋田県に入ると、新潟や山形とチョット様子が異なって見えた。

    道路、民家の家屋、屋根は黒く光った瓦が数多く目立ち、人工物が新しく、綺麗に、大きく感ずるのである。 

    秋田県・県民は、一段分裕福なのかなと私的に感じたが・・?、ただ、反対に自然物の荒廃が気になった。 
    今年は台風の大当年なのである。 
    これを書いてる10月の時点で実に10個の台風の本土上陸が有ったし、日本海側にも、かなりの影響があったのも承知している。 

    そして、国道7沿いの山林を見渡すと、広葉樹の欅や紅葉類の大木から低木まで、今年の葉は殆ど落ちてしまっているのである。 更に、春先の様に新芽・新葉が吹き出ている、妙な光景である。 これは台風の強風、潮風による塩害であろう。

    今年は台風は、現在時点ではや10個の上陸を数えるが、これは過去最高の有難く無い記録でもある。


    この上陸した台風は今年の傾向として、殆ど勢力を維持したまま通過して、特に日本海・北海道側へ抜けた時に、東北・北海道は少雨強風の傾向が有るらしく、この時、大きな塩害をもたらすという。



    ところで、塩分は糖分の凡そ10倍の浸透力があるといわれ、落葉樹はその名の通り、塩分により窒息状態になって、葉が落ちやすい様相になるという。 
    生長しきった秋口に、強烈な潮風に吹かれると落葉樹はおおきなダメージを受ける。 この時、同時に大雨であったなら、塩分を洗い流してくれるのだが、今年の台風の特徴は、少雨強風の影響をモロに受けているのである。



    余談(否・・そうではないかも)だが・・、

    更に、台風・少雨強風の影響を受けた地域は、特に秋の紅葉シーズンには要注意だとか。

    一般に、紅葉は始まってから凡そ2週間位で落葉するらしいが、しかし、これらの影響を受けた地域は、この期間が大幅に短縮されるか、あるいは殆どその期間が無くなってしまう恐れがあるといわれる。 そして色合にも変化が有るとか、 紅葉見物には、この点に留意が必要であろう。


    ところで、針葉樹は広葉樹とは生態が異り、あまり影響を受けないはずであるが・・??、

    ただ、ここの針葉常緑の杉、松も同様なくらいに軒並み白骨化し、丸坊主になっているのだ・・!。 この松の松枯れ現象は台風のセイばかりでは無いと思われる。 これが、見渡す限り延々と連なっているのであり、これが実に気になる風景でもある。


    松食い虫の食害によるものというが・・?、

    秋田県沿岸の「松枯れ」が爆発的に広がったのは2000年(平成17年)初頭からで、「所によっては4〜5年で壊滅的な状態になった」ともいう。
    原因は一般に「松くい虫」の仕業といわれているが、元より海外から持ち込まれた伝染病だという。


    松を枯らすのは「マツノザイセンチュウ」という体長1mm程度の線虫で、元々、日本にはいなかったらしい。 米国、カナダから木材とともに運び込まれた線虫が、日本の松林に生息する「マツノマダラカミキリ」に寄生し、活動範囲を広げていったという。 
    線虫が枯らした松は、カミキリの産卵場になるため、お互いが共生関係にあると。


    今、この松枯れ現象は全国に広がっていると、これも地球温暖化の影響もあるのか・・?、ただ、先に記した山形庄内海道の深く濃い緑の松林を見て来ただけに、ヒジョウに気になった次第であるが、この違いは何処にあるのだろうか・・?。






    国道沿いに立つ巨大な「なまはげ」像


    そのうち「男鹿半島」へ到った、あの「なまはげ」で有名な半島である。


    男鹿は、秋田県で最も早くから開けた地域であり、西部にある男鹿三山(本山・真山・毛無山)は古くから霊場として名高く、各地から多くの人の出入りがあったという。 
    また、南岸の船川港は天然の良港で、そこにも各地から多様な文化が持ち込まれていたようである。
    こうした様々な文化の影響が、「ナマハゲ」などの伝説・伝承に影響を与えたものと思われる。




    潮瀬崎からすぐに男鹿市門前の船川の港、道路・左手に巨大な「なまはげの像」が在った。 

    ここは「なまはげ」の故郷であった。

    「男鹿のなまはげ」とは、 恐ろしい形相の鬼が、ケラミノやハバキ(地元でいう脚半、外出・遠出などの折、脛に巻きつけるもの)を着け、大きな出刃包丁を手に「ウォー、ウォー、泣ぐ子はいねがぁー」、「ウォー、ウォー、悪い子は、いねがぁー」、「”なまはげ”につれでいがれるぞ」と奇声を上げながら集落の各家々を練り歩く。


    奇習「なまはげ」は、12月31日大晦日の夜、男鹿半島全域の約60地区において行われる伝統的な民俗行事である。
    若者らが、鬼のような面をかぶり、素足にわらぐつをはき、手に木製の出刃包丁を携えて忽然とやってきて、なまけ者や、ぐずる子供を戒める。 
    一年に一度訪れて、集落の各家々を巡り、悪事に訓戒を与え、災禍を祓い、祝福を与えて去るといわれる「なまはげ」は、年の節目としての年越しの夜にやってくる「神」ともいわれている。



    「なまはげ」の語源は「なもみはぎ」で、「なもみ」は「火形・火斑」のことらしい。昭和53年、国の重要無形民俗文化財に指定されている。

    名前も不思議だが、どうして「なまはげ」の様な物が発祥したかも、根拠として知りたくなる・・!。

    もっと深く地元で語り継がれてきた神々の創造にもつながる伝説があろうし、伝説を探ってみると、この地に生きる人々の古い文化と歴史や偉大なロマンが読み取れよう。



    日本海に突き出した男鹿半島・・、


    断崖絶壁が連なり、海抜ゼロメートルから男鹿三山:本山(ほんざん)、真山しんざん)、毛無山(けなしざん)へと一気に競り上がっている。 
    南の西目町付近から男鹿半島を眺めれば、陸というよりは海に山が突き出したように見え、その特異な景観に驚かされるという。 
    この特異な半島地形と奇習「なまはげ」が生まれたのは、何か因果があるのだろうか・・?、今なお「なまはげ」には謎が多いという。


    なまはげ伝説には諸説あるが定説は無いともいわれる。 
    男鹿市では約60集落でなまはげ習俗が伝承されているというが、なまはげが神だとすれば、なぜ邪悪な鬼の形相をしているのか・・?。その謎を探るには、なまはげ伝説のルーツとされる半島・本山に祀る「赤神神社・五社堂」にあるという。




    半島の南西部の突端・潮瀬崎の男鹿市門前に、山伏信仰の名残りをとどめる長楽寺(赤神神社の別当寺)と赤神神社の本殿がある。 
    本殿横から、石段の登り口にある赤神神社の古刹・仁王門をくぐり、これから先が自然石を積み上げた999(ん・・?)の石段を登る。


    急な石段の両脇には、日本海の強風に耐えてきたブナ林が覆われて、石段を一つ一つ登るたびに山岳信仰の匂いが漂ってきて振り返れば、遙か眼下に日本海の荒海が見える。 
    樹木も疎らになり平坦地に達した辺りの隅に、忽然と曰く有りげな「赤神神社・五社堂」と言われる五つの社が横一列に鎮座している。 

    ここには、五匹の「なまはげ」が祀っている、それは、なまはげの家族で「両親と子供三人」だともいわれる。



    次回も「ナマハゲ」に続きます


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