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  • from: orimasa2007さん

    2009年11月29日 09時34分59秒

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    日本周遊紀行(29)竜飛崎 「階段国道」


    竜飛名物、国道339号・「階段国道」



    日本周遊紀行(29)竜飛崎 「階段国道」

    小泊から山上の展望地へはヘアーピン道路が蛇の如くうねり、車もエンジン・フルスロットルで喘ぎながら上る。
    目を転ずると、これから向かう「竜飛の岬」が突き出てるのが鮮明だ。

    最北の展望台からの眺め、そこは風の名所なのであろう「風の岬」とも云い、そのため風力発電の風車が林立している、そして突端に竜飛崎灯台が鮮明に望まれる。 
    又、遥かな遠望は大地・北海道の山並みであろう、その海岸沿いに松前・・?の町並みがボンヤリと覗える。 


    先へ進もう・・、 

    今度はカーブラインをゆるやかに下ってゆく、しばらく走って待望の「竜飛崎」へ到着した、日本本土、本州の最北端である・・?。 
    本当の本州最北端は実は下北半島の大間崎であるが、でも、多くの人は「地果てる処、北の最果て」といえばここ竜飛崎とイメージしているようである。


    名前もいい・・、
    地面を這いまわってきた覇者である「龍」もこの地で尽きた。
    この先は海に転げ落ちて海上を這うか、天空に飛び立つしかないのである。 そして覇者・龍は蝦夷へ向って空へ飛び立ったのである。 
    即ち、「竜飛」である。



    ところで、「」と「」のことですが、海図では海洋に突出した陸地の突端部の名称としての(Saki)は、概ね土ヘンの「埼」を用いているらしい。


    例えば、東京湾付近では一般地図などには野島崎・観音崎・剱崎と「山ヘン」で記載されているが、「海図」には「土ヘン」で野島埼・観音埼・剱埼と図載しているという。 
    土ヘンの「埼」は、陸地(平地)が水部へ突出したところを表現し、山ヘンの「崎」は、平野の中に突出した山地の鼻先等を言う意味らしい。 

    旧海軍による海洋情報部では漢字の意味からも地形が判る土へんの「埼」を採用しているらしく、即ち、小生の手元の地図では竜飛「崎」であるが、海図では竜飛「埼」となるらしい。


    この岬の名物に、歩行者しか通れない階段国道339号線)というのがある。 

    石畳の階段が小高い岬の頂部と海岸の底部を結ぶ、幅2m程度の狭い石段の端と中央部には手摺が続き、両階段の入口には通常の国道の案内標識がある。 

    階段は全長390m、階段は362段あり、標高差が70mもある、かなりの急勾配で険しい。

    元より、「国道339」は弘前市を基点に津軽半島西岸を回り、半島先端部の三厩村に到る120kmの国道である。


    国道階段の発生、いきさつ・・?、

    竜飛崎は、海岸からは切り立った断崖のような段差が大きく、元々は急な山道で未整備だった地域道・村道がそのまま国道になったものである。 


    つい近年の事であるが・・、

    地元の人が「昭和49年頃、村役場が地図に記入し、国道昇格の申請をしたところ、審査官が現地を確認しないまま認可を与えてしまった」という。
    中央のお役人が国道を指定する際、現地を検分することなく地図だけを見て、間違えて指定してしまったそうである。 

    国道に指定されるまでは階段はなく、急な坂道であったらしい。 
    途中には村立竜飛中学校、また坂の上には竜飛小学校があり、登下校の児童・生徒が坂道を利用していたものの、後に、濡れ手で滑って負傷しないように階段が整備されたという。


    昭和63年3月には、本州と北海道を結ぶ青函トンネル(全長約54キロ)が開通した。

    竜飛は、本州側の建設拠点となったため、当時、工事関係者や家族ら約三千人が居住していて、無論、階段通路は通学路、生活路となって利用されていた。
    「階段国道」は、子供たちの元気な声がこだましていたのである。 

    ・・ということで、階段のあるチョット変わった国道になってしまったのである。

    その後、青函トンネル工事の完成と同時に「国道階段」は観光名所となり、より良く整備されてそのまま残ったという。 
    今では階段国道はすっかり全国的にも知られるようになり、竜飛崎の目玉といえる程の名所になっている。


    下側(海岸)から階段へ通ずる「国道」は、民家の軒と軒の間を通ずる幅1.5m程度で、両手を広げると付いてしまいそうな狭さであった、これまたビックリ。 
    なんとも不思議な国道である。



    因みに、変わった国道として、海の上を指定した例がある。

    国道280号は、青森市から北海道函館市までの一般国道である。 外ヶ浜町で一旦途絶えているが(松前街道ともいう)、津軽海峡の海上区間は「海上国道」として北海道へ至り、北海道内は国道228号と重複して函館市に通じている。 

    又、「点線国道」というのもある。 
    通行困難な国道の最も代表的なもので、大抵の場合、山岳地の峠周辺に存在するため、利用者はその区間は徒歩での通行(登山)を余儀なくされる。 
    代表例で上越国境、国道17号の三国峠(1957年2月に三国トンネルの開通により解消)や同じく、上越国境(一ノ倉沢-清水集落)の国道291号の「清水峠」は現在もそうである。 

    又、甲州・秩父を結ぶ甲州往還、国道140号の雁坂峠(「開かずの国道」と呼ばれていたが、1998年4月に雁坂トンネルの開通により解消)などで、これらはトンネル開通で解消されたが、今も現役の点線国道は10箇所以上存在するという。


    引き続き「竜飛崎」



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