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  • from: orimasa2007さん

    2010年05月26日 09時21分18秒

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    日本周遊紀行(100)三陸地方 「大船渡」

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    日本周遊紀行(100)三陸地方 「大船渡」


    激しく入り組んだ三陸の地は相変わらず山坂が多く、国道45は喘ぐように走っている。

    この辺りの三陸リアス海岸は、奥行き数キロにも及ぶ半島と入江や湾とが交互に入れ替わり、地図を見ても所謂、ギザギザの地形が連続しているのが判る。 
    半島部分は概ね山岳地となっていて、ヘアーピンカーブの峠やトンネルを登り降りしながらの走行となる。

    いつもの風景であるが、集落や街へでると概ね海岸であるが、しかし直ぐに山中へ分け入るのである。 
    こんなことの繰り返しで、些かウンザリしそうだが、気が付くと岩手の海道は黒松、赤松の緑が多く、小雨に濡れて更に緑を色濃く彩っている。 

    過日、通過した日本海側、特に秋田県側の荒涼とした松枯れの風景とは対照なのが面白く気になったが、深い緑は目には良いことは確かである。
    (黒松については、後の項=「気仙沼」・・?あたりで記載します)

    概ね並行して「三陸鉄道」が走っている。 
    この鉄道も、各半島付け根に当たる山岳地の殆どの部分がトンネルで、こちらも喘ぎあえぎ走っていることだろう。 
    三陸の鉄道の歴史も新しく、近年僅かに20数年前の開通とか。 

    一般に「三陸地方」と言われるが、東北地方東部の宮城、岩手、青森の三県に跨る太平洋岸沿いの地域を指している。 
    三陸とは陸前・陸中・陸奥(むつ)の昔の地名に基づく呼称である。

    陸前」は今の宮城県と一部は岩手県に属し、「陸中」は今の岩手県と一部は秋田県に属する。 「陸奥」は大部分は今の青森県と一部は岩手県に属する。 
    広義に「陸奥国」は、江戸時代まで日本の地方区分である国の一つであり、奥州とも呼ばれた。 
    現在の青森県・岩手県・宮城県・福島県の県域に相当する地域を称していたが、明治維新後の明治元年に、陸奥国陸奥、陸中、陸前、磐城、岩代の5ヶ国に分けられた・・?。



    その三陸海岸は、宮古市を境に北部は隆起地形で断崖絶壁の海岸となっているため、港に適した場所が少ない。

    八戸市から久慈市辺りの海岸沿いでは、台地状でなだらかであるため、漁業よりも農業・牧畜などが盛んなのに対し、宮古市よりも南は沈降地形のリアス海岸となっているため、水深の深い入り江が多く、これが天然の良港となっているため漁業が盛んなのである。 
    世界三大漁場と言われる「三陸沖」には、この南部の漁港から主に出漁している。 
    従って、海に面した急峻な谷間にできた僅かな沖積平野部が、陸上の主な生活の場となっている。

    三陸海岸の南部「三陸町」は、国の市町村合併政策の先駆けとして、早々、隣町の大船渡市と2001年に合併を果たし、新大船渡市として発足している。
    その大船渡市は三陸町との合併により平成13年、「サンリク・オオフナト共和国」として「銀河連邦」に仲間入りしたという。 


    「銀河連邦」・・??、 

    普通このような呼称については、或る世界において用いられる架空の国、S・F、空想の社会での話であるが、実際は真面目に未来志向の研究がなされている共同体らしい。
    今、日本の宇宙科学分野では、宇宙科学研究所(現、独立行政法人)と言う文部科学省管轄の研究部門が各地にあるという。 

    これら各施設をかかえる2市3町が提携した友好都市関係のことを「銀河連邦」と呼んでいるらしい。 
    そして、構成している自治体、各市町を共和国、首長(市長・町長)のことを大統領と呼んでいるようである。 
    北は秋田県から南は鹿児島県まで、研究施設のある市町(3市2町)が握手し共和国として、昭和62年11月に発足、誕生しているという。



    因みに、各共和国と研究内容は・・、

    サンリク・オオフナト共和国』(岩手県大船渡市)=三陸大気球観測(昭和45年開設)の施設が在り、科学観測用の気球の飛行実験、気球追跡、気球との送受信施設などを研究している。

    ノシロ共和国』(秋田県能代市)=能代市南部の浅内浜に「能代多目的実験場」があり、鹿児島宇宙空間観測所から打ち上げられる観測ロケットや宇宙探査機打ち上げ用のM型ロケットの開発のため、必要な各種個体ロケットモーターの地上燃焼試験、およびエアターボラムロケットなどの将来型推進器の基礎研究を行っている。

    サク共和国』(長野県佐久市)=臼田宇宙空間観測所の施設が在り、ハレー彗星観測用惑星探査機「さきがけ」、「すいせい」やその後の火星探査機「のぞみ」、小惑星探査機「はやぶさ」等の惑星探査機との通信用観測を行う。太陽系内にて観測を行っている深宇宙探査機に向けての動作指令や、探査機からの観測データの送受信を行えるよう、東洋一の大きさを誇る64mパラボラアンテナを持つ。「サガミハラ共和国」(神奈川県相模原市)=宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究本部相模原キャンパスがある(昭和58年開設)。飛翔体環境、構造機能等の試験等を行う。相模原は首都圏にも近く、全国の宇宙科学研究所施設の中核となってる。

    ウチノウラ共和国』(鹿児島県内之浦町)=鹿児島宇宙空間観測所、観測ロケット及び科学衛星の打ち上げ、追跡、データ取得のための実験場を行う。

    以上の共和国は、互いの研究状況を連携し共有しあい、その他の行政や文化、物産、女性問題・・?、スポーツ、又、子ども達との交流に伴う人材育成、観光物産振興等、広範な地域交流を通じて友好のきずなを深めいるという。



    大船渡の名勝・・、

    碁石海岸==大船渡市末崎半島の東南端約6kmの海岸線を「碁石海岸」と呼び、背後のアカマツや草花が彩りを添えるなど、変化に富んだ素晴らしい海岸景勝地で、「国の名勝・天然記念物」に指定されている、「日本の渚・百選」。 なかでも、穴通磯(アナトオシイソ)は、碁石海岸を代表する絶景スポットで、波の侵食作用により大きな洞門が三つ開いたその姿は、まさに自然の造形美であると。 又、乱曝谷(ランボウヤ)は数十mの切り立った岸壁が向かい合う海の谷間で、激しくぶつかって砕け散る波濤の迫力は強烈であると。 

    大船渡貝塚群==大船渡湾岸には、蛸ノ浦貝塚、下船渡貝塚、大洞貝塚など多くの貝塚や遺跡がみられ、何れも国の指定史跡になっている。 三陸沿岸は世界の三大漁場といわれ、北に親潮と南の黒潮がここで合流し、寒流、暖流の魚群が多く、食の豊富であった。 この地は、縄文期から人が住み着き、生活を営んでいた形跡があり、貝塚からはアサリやカキ、ホタテなどのほか、マグロ、ブリ、カツオなどの魚の骨もあり、当時の海の豊かさを今に伝えている。


    大船渡の市街地を抜けて、高台の展望休憩地に「新沼謙治の出身地」と大きな看板が目に入った。

    彼の唄 では「津軽恋女」がいい・・、 



    津軽恋女』 新沼謙治

    津軽の海よ 竜飛岬は吹雪に 凍えるよ
    日毎夜毎 海鳴りばかり 愚図る女の泣く声か
    津軽の女よ 別れ唄ひとつ 口ずさむ
    濁り酒に 思い出浮かべ かじかむ心の 空を見る
    降り積もる雪 雪 雪また雪よ
    津軽には 七つの雪がふるとか
    こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪
    津軽の女よ ・・

    次回、陸前高田



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