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  • from: orimasa2007さん

    2010年05月29日 10時37分23秒

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    日本周遊紀行(103)女川 「牡鹿半島」

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    日本周遊紀行(103)女川 「牡鹿半島」



    国道45はこの後、志津川町からは内陸へ向うので、ここで分かれて沿岸沿いの国道398を行くことになる。 
    志津川の市街地を通過して、志津川湾を見ながら、神割の岬から北上町(石巻市)に入ると、やがて、R398は北上川の河岸を行くようになる。 
    砂州を両側に形成しながら雄大に流れ、河口がまた広大である・・!!。
    間もなく新北上大橋を渡る。


    こちらの河川はその名も「新北上川」(追波川)と称しているが・・?、

    北上川は、岩手県、宮城県を流れる北上川水系の本流で一級河川、流路延長249km、流域面積は東北最大であり、また、日本の河川としては勾配がかなり緩いことも特徴となっている。

    岩手県岩手町の「弓弭の泉」(ゆはずのいずみ・★)を主な源流とし、東に北上山地、西の奥羽山脈の間の岩手県中央部である盛岡市、花巻市、北上市、奥州市、一関市などを貫流しながら北から南へと流れる。 
    宮城県に入り、仙台平野に流れ出た北上川は大きく蛇行を繰り返しながら、登米市、津山町付近で洪水防止のため新たに開削された「新北上川」と「旧北上川」とに分かれる。 

    新北上川はその後東へ向きを変え、石巻市北上町で追波湾(おっぱわん)に注ぐ、古称では追波川とも呼んでいた。 
    旧北上川は迫川・江合川と合流、南流し石巻市で石巻湾に注ぐが・・、このことは後ほど。

    ★「弓弭の泉」とは・・?、 岩手県北部・岩手町御堂観音(いわて銀河鉄道・旧東北本線「御堂駅」)の右裏手にあり清冷な泉の湧く処、古くから北上川の源泉だと伝えられている。 
    11世紀半ばの前九年の役で源頼義、義家父子が、この地に進軍した時に、義家が矢を放った所を弓の端で堀り出すと、清水がこんこんとわき出し、猛暑にあえぐ兵の喉を潤したという伝承がある。



    国道を南下し鎌谷峠のトンネルを抜ける、再び海岸へ出ると女川街道となる。 又の名を「リアスブルーライン」ともいうらしい。 
    女川市街の手前まで来ると、崎山展望公園があり、ここからの女川湾が雄大に見渡せる。 沿道の桜の並木が多く、名所になっているらしい。

    牡鹿半島の付根にあたる、女川町(おながわ)は東北の原子力発電の街としても知られている。
    女川原発では、現在3機が稼動し、東北電力全体の電力量の13%にもあたる発電が操業中とか。 
    ちなみに全国の総電力量の約30%は、原子力発電によって造られると言われる。


    その女川町は又、金華山沖漁場という日本有数の漁場を抱える。 そこは暖流・寒流が交差する豊かな漁場で、豊富な魚種が数多く水揚げされることで知られる。

    女川町は小さな町域であるが、豊かな漁場と原子力発電などの交付金によって財政は豊かであり、そのためか、周辺地域(北上町、牡鹿町など・・)が石巻市と合併する中、石巻市域に囲まれながらも自主独立を保っているという。



    牡鹿半島」は小生は勘違いで宮城の「オガ」と読んでいたが、オガ(男鹿半島・秋田)だはなく「オシカ」と呼ぶ。 

    その半島の牡鹿町は、永い間「捕鯨の街」だったらしい。
    日本沿岸では、昔からセミクジラの回遊があり、湾や入江に迷い込んだ”クジラ”やシャチ等を捕獲していた。 また南氷洋での操業が始まった昭和初期には、国内の大手捕鯨会社が集まって、牡鹿の鮎川浜は捕鯨の基地となっていた。 
    しかし、昭和47年、捕鯨を取り巻く国際的な環境が変化し、圧力も年々増し、ついに昭和62年(1987年)を最後に、一部の鯨種を除いて捕鯨が全面禁止となってしまったという。
    日々の食卓に欠かせなかったクジラ肉が姿を消し、有数の捕鯨基地であった牡鹿町もかっての面影はなくなった。

    現在、ミンククジラについては、IWC(国際捕鯨委員会)でも資源量が十分であることがすでに確認されている。 国と牡鹿町では、沿岸捕鯨の再開とともに、南氷洋で増え過ぎたミンククジラの「年間50頭の捕鯨の再開」をIWCなどで訴え続けているという。

    半島の大部分を占める牡鹿町は、2005年4月1日に石巻地域1市6町で合併し、石巻市となった。



    牡鹿半島南端のすぐ東に、気象通報でお馴染の「金華山」が在る。
    奈良朝期、東北地方で我が国最初の金が産出され、朝廷に献上されたことから「金華山」と呼ばれるようになったという。
    港の正面に、その名も「黄金山神社」が鎮座している。
    1200余年前に創建されたという、歴史ある黄金山神社の本殿、拝殿等の社殿が立ち並び、祭神は、金銀財宝を司る金山毘古神(カナヤマヒコノカミ)、金山毘賣神(カナヤマヒメノカミ)であると。

    金華山は、出羽三山、恐山とともに東奥三大霊場とされ、明治以前までは女人禁制の島・霊島として、全国から尊崇を集めていたという。 

    島全体が鬱蒼(うっそう)とした原生林が生い茂り、四季おりおりの美しさがある。
    また野生の鹿が「神の使い」として大切に守られ、参拝の人々を出迎えてくれるし、角切りの神事も行われてるという。


    次回は、「石巻」



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