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奇跡をくれた犬たち

奇跡をくれた犬たち>掲示板

公開 メンバー数:8人

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  • from: きなこさん

    2011年12月20日 17時55分57秒

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    「わー、かっわいい!!この子にしましょうよ」

    四十代なかばくらいの夫婦が、まだ一ヶ月半だった真っ白いトイ・プードルの子犬を抱き上げた。

    「この子犬はうちで生まれた子犬なんです。性格がおだやかでいい子ですよ」

    店主はさかんにこの子犬を二人にすすめ、夫婦は迷うことなく子犬を買っていった。それから一ヶ月半ほどたった頃、ものすごい剣幕(けんまく)で店に電話がかかってきた。

    「お宅(たく)で買った子犬、先天性(せんてんせい)の病気が出たわよ!!どうしてくれるのよ!!」話を聞くと、真っ白いトイ・プードルの子犬だということで、店主にも売った覚えがあった。

    「あの…どういう症状なのでしょうか?」

    先天性の病気とは、親や祖父母などの祖先にあたる犬から受けついでしまったり、生まれつきもってきてしまった病気のことを言う。防ぐ手だては、病気の要素をもつ血統(けっとう)での繁殖(はんしょく・子供を産ませること)をしない、ということぐらいしかなく、生まれてすぐにわかるものよりも、あるていど成長してから発病したり発見されたりする場合が多い。飼い主も売る側もそういう病気をもっていることを知らずに売買するのがほとんどではあるが、生まれつきであるものだから売った側の責任になるのが普通だ。

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