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奇跡をくれた犬たち

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公開 メンバー数:8人

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  • from: きなこさん

    2012年01月17日 04時10分37秒

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    マックが一通り幸多のにおいをかぎ終わったら、今度は幸多にマックのにおいをかがせた。お互い、大歓迎というわけではなかたが、争いは起きなかった。

    ご飯やダッコ、声かけやおやつなど、すべて幸多よりマックを優先させる。

    私は今まで犬の群れ作りはすべて犬同士の間で決められるもので、人の意思入りこめないものと思っていた。

    しかし最近では、飼い主がうまくやれば、あるていど割り込めることがわかった。

    これを教えてくれたのは雑種犬「あんず」である。

    このあんずは現在一才になったメスであるが、なかなか性格のきつい犬で、しかも頭の回転も速い。

    幼い頃はみんなに守られていたくせに、マックより体が大きくなり年齢もそこそこになった時、ボスの座をねらい始めた。

    あんずがボス犬としてふさわしいものをそなえていたら、私はあえて群れの上下関係の操作をしようとは思わなかった。

    しかし、ボス犬をつとめるには、あんずには決定的な欠点があった。それは「思いやり」のなさである。

    何事も力で支配しようとし、弱い相手をかばうことができない。フードやおやつをとりあげはするのだが、自分がさんざん食べてお腹いっぱいになっても、他の犬が食べようとすると威嚇(いかく)して一つも分けることができないのである。

    また、保護犬が来ると、噛みつきはしないが、仲間にむかえ入れようという気もさらさらなく、ただ意地悪く唸るだけである。これでは群れの秩序はこわれ、下の犬からの信頼をなくすのは目に見えている。


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