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from: きよさん
2012/10/16 14:23:33
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双子について
誤解されがちですが、同性同士の双子だからといって一卵性とは限りません。
ちょっと難しい話になりますが、一卵性か二卵性かは膜性判断が必要になります。
膜性判断とは絨毛膜(かなら大雑把ですが胎盤だと考えて下さい)の数と羊膜(赤ちゃんがお腹の中で過ごす部屋)の数を調べるのですが、医師によっては調べなかったり、きちんとした認識をもっていなかった為間違っていたりと、あまり重要視されていない感じをうけます。(少なくても私が出産した7年前は)
まず、多胎妊娠には「一絨毛膜一羊膜性(一つの胎盤を双子が共有し、一つの間仕切りのない部屋に二人で入っている妊娠タイプ)」「一絨毛膜二羊膜性(一つの胎盤を双子が共有しているが、それぞれに個室が与えられている妊娠タイプ)」「二絨毛膜二羊膜性(二人にそれぞれ胎盤と個室を与えられたら妊娠タイプ)」の3つがあり、二卵性双胎はあとの2つ「一絨毛膜二羊膜性」か「二絨毛膜二羊膜性」の可能性があり、一卵性双胎はこの3つ全てに可能性があります。
つまり「一絨毛膜一羊膜性」以外は一卵性か二卵性か判断出来ないとなります。
また、一卵性の場合基本的に異性(♂♀)の双子は誕生しません。(全くないわけではないが世界で数例しか誕生した事例がないそうです。)よって膜性判断で両方生まれる可能性のある妊娠タイプでも異性双子であればほぼ二卵性といえます。
データとして「一絨毛膜一羊膜性」の双子の発生率は双子全体の約1%、「一絨毛膜二羊膜性」は約75%、「二絨毛膜二羊膜性」は約25%ということなので同性同士の双子のほとんどが一卵性か二卵性か判断出来ないということらしいです。
こうなるとDNA検診をしなければ判らないしのですが、日常生活に一卵性か二卵性かなどなんの役にも立たないので、ま、本人たちが将来どーしても知りたいって言うんなら20歳のお祝いにしてやってもいいかなぁと考えています。
ちなみに、世界的に双子の出生率は♂♀の二卵性、♀♀の二卵性、♂♂の二卵性、♀♀の一卵性、♂♂の一卵性の順になっているそうです。
私の周りには♂♂(うちも含めて)が多く、みんな瓜二つな顔立ちです。でも一卵性とは限らないのでみんな聞かれると「多分一卵性」と答えています。
面倒くさい時は「一卵性です。」って言うこともありますが……。
これを読んだ皆さんにお願いです。「一卵性?」って質問は双子の親にとっても判らないことがあるのでなるべく聞かないでぇ(^◇^;)
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