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from: きよさん
2012/10/24 14:11:06
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双子を妊娠すること(後編)
管理入院して数日経ったある日の夕方。隣の部屋に若い妊婦さんが切迫流産で緊急入院してきた。彼女はまだ妊娠8週目で旦那さんの転勤で地方都市に越してすぐに妊娠。妊娠の報告に彼女の実家に遊びに来ていたと言っていました。
彼女のお腹には3人の子供がいた。
なんとか流産は食い止められたものの、彼女は出産まで退院は出来ないと宣告された。
それから数日後、切迫早産で入院していた婦のさん容態がや急変。夜中に赤ちゃんの心音が消えた……。
約1ヶ月の入院生活で産科病棟の悲しい面も幾度か見た。
子供を産む事が命懸けで、新しい生命の誕生が当たり前ではないということを感じた1ヶ月だった。
妊娠35週。帝王切開で我が子に逢えた時、涙が止まらなかった。
2000グラムの1号。2100グラムの2号。
二人とも低体重児で、低血糖だったためそのまま新生児集中治療室(NICU)へ運ばれた。
その後の新生児検査で2号の心臓に小さな穴が見つかった。
心室中隔欠損だった。穴はそれ程大きくなく、自然閉塞を待つことになった。
私は出産翌日から原因不明の高熱が続きNICUに入ることが出来ずに双子に会う事が出来なかった。
ようやく原因がわかり熱が下がったその日の午後、双子は一般病棟に移ってきた。
新生児室に並んだ赤ちゃん達の中で一際小さな双子。
それでも他の赤ちゃん達よりも一段と大きな声で泣く双子。
ミルクは1回に10mlも飲めず15分おきに欲しがった双子。
大変だったけど二人が同時に笑ったりする姿をみると何よりも幸せな気持ちになる。
最後に、新生児の頃のオムツの量は月に5袋、ミルクは8缶。もう大変でした。
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