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from: きっかけ コミュニティスタッフさん
2025/08/27 09:49:19
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読んでよかった、人生を変えた1冊ありますか?
みなさん、こんにちは!「きっかけ」コミュニティスタッフのかけるです。まだまだ暑い日が続いていますが、8月もそろそろ終わり。もうすぐご自身やお子さんの夏
みなさん、こんにちは!「きっかけ」コミュニティスタッフのかけるです。
まだまだ暑い日が続いていますが、8月もそろそろ終わり。
もうすぐご自身やお子さんの夏休みが終わる...という方も多いのではないでしょうか?
夏休みといえば、「宿題」。その宿題の中でも「読書感想文」を思い浮かべる方も多いかと思います。
みなさんは最近、本を読んでいますか?
また、これまでに読んだ本の中で、印象に残っている本ってありますか?
何かに挑戦しようとしたとき、壁や困難に直面したとき、そして何気ない日常でも...ふとした拍子に、昔読んだ本や転機につながった本が心に浮かぶという方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、そんな「人生を変えた1冊」を思い出してみませんか。
夏休みに読書感想文を書いたあの頃のように、"自分の心を動かした一冊"について、素直に感想を書いてみるのも、ちょっとステキですよね^^
――――――――――
・考え方が変わった
・新しい挑戦の背中を押してくれた
・誰かとの関係を見直す"きっかけ"になった
――――――――――
...そんな、あなたの人生に影響を与えた1冊を、エピソードや印象に残っている一節と併せて、ぜひ教えてくださいね☆
「ちょっと思い浮かばないな...」「人生を変えるほどの1冊にはまだ出会っていないかも...」という方は、まずは気軽に、
――――――――――
・最近読んでよかった本
・忘れられない一節・セリフ
・ついジャケ買いしてしまうジャンルや作家
――――――――――
...などを教えてください!
暑さの合間にふと立ち止まって、「自分の大切な1冊」を思い出してみませんか?
みなさんの、「読んでよかった/人生を変えた」1冊をお待ちしています^^
★:*:☆・∴・∴・∴・∴・∴‥∴★:*:☆
読んでよかった、人生を変えた1冊ありますか?
▼投稿はこちらから
https://cs.beach.jp/scu/515vm
▽投稿方法の確認はこちらから
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★:*:☆・∴・∴・∴・∴・∴‥∴★:*:☆
たとえばこんなふうに...
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■子どもが夏休みの宿題で読書感想文を書いていたので、私も何十年かぶりに『モチモチの木』を読んでみました。昔読んだときと感じ方が変わっていて、「やっぱり大人になると、物事の感じ方や捉え方が違うんだなぁ」と思いましたね。でも、小学生のときと同じように感じる部分もあって、まだ"子どもの心"が残っている自分にちょっと感動しました☆
■文字の多い小説はちょっと苦手だけれど、料理本や料理エッセイは好きですね。そもそも料理が好きなので!料理本やエッセイを読むと、「今日は丁寧にご飯作ろう」という気持ちになって、夕食がちょっと豪華になります(笑)我が家の食卓を変えてくれているかもしれません♪
■『嫌われる勇気』を読んで、それまで人の目を気にしていた自分が、だんだんと変わりはじめました。「自分の課題とほか人の課題を分ける」という考え方、今でも大切にしています!
■"人生を変えた1冊"というか、"本"そのものが自分の人生にいろいろと影響を与えていますね。小説でもエッセイでも...話題になった本は割と読んでいて、その本のテーマや、その中の一文・一小節に、励まされたり背中を押されたり...何らかの影響を受けている気がします。
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また、ほかの方のコメントをご覧になって「ステキですね!」「この本もオススメですよ!」と思ったら、返信コメントや拍手でお気持ちを伝えてみてください!
それでは、みなさんからの「読んでよかった、人生を変えた1冊」の投稿を楽しみにお待ちしています。
(「きっかけ」スタッフ かける)
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from: のりあきさん
2025/08/27 20:47:14
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「透析を止めた日」
この本は題名から闘病記のように思えますが、夫婦の愛の物語であり、生きるとは何か、死とは何かを教えてくれる本でした。この本は2部構成となっており、愛する夫(林)が亡くなるまでの経過が第1部、夫が亡くなった後、透析の現状や(血液透析ではなく)腹膜透析についての内容及び看取ることについての内容が第2部となっています。
この本を読んで、透析ということをネットで調べてみました。透析というのは、一般的に腎臓の機能が悪化して、血液中の老廃物(毒素)を濾過できなくなった腎臓の代わりに人工的に血液から濾過して体外に排出するということとなっていました。私自身、透析患者と接することはあったのですが、透析患者がここまでの苦しみを抱えているということは知りませんでした。人工透析となってしまった場合には、それを止めることはできず、唯一止めることができるのは腎移植をすることだということです。
筆者は言います。「透析という医療は、私が想像していたよりも遥かに過酷なものだった」(19P)
筆者の夫はNHKのプロデューサーのため、多忙であり仕事に差し障りのない透析を週3回、1回4時間の透析をするため、朝6時から透析のできるクリニックに通い11時には終えて、それから仕事をしていたということです。(20P)
また「ほとんどの透析患者は、尿が出ない。」(22P)
これは、腎臓の機能が低下して働きが悪くなり、血液中にある不要な水分を取り出すことができなくなったことで、尿が出なくなるということのようです。そのため、水分補給も1日に500mlまでと制限するようです。それ以上、飲みすぎると夜に胸が苦しくなる。(23P)また、塩分も1日に6gまでに制限するのが理想ですが、スーパーの惣菜には2~3gの塩分が含まれていたため、油断ができないということです。(24P)
透析になると栄養バランスにも気を配る必要があるようです。カリウム(32P)やリンの過剰摂取(35P)には注意したということです。
夫が透析する原因となったのは「多発性嚢胞腎」という病気により、腎臓の機能が低下するということでした。(40P)
母から子への腎移植が行われました。(56P)手術は無事に終わり「義母は90代半ばまで健やかに生きた。私は義母の勇気と愛情に、今でも感謝している。」(60P)
透析をしなくてよい生活が続いていたが、多発性嚢胞腎が肝臓に移転して肝嚢胞を発症していました。それによって呼吸困難を引き起こしたり、食事ができなくなったりするということです。肝臓も移植することが可能か検討を開始しました。(83P~87P)
腎臓を移植し、9年間働いてくれましたが、数値が悪化したため、退職した上で再度、透析を行うこととなりました。(94P)
日赤医療センター内で医師同士が連携できていない状況に巻き込まれました。(145P)闘病生活をしていてそれ以外のゴタゴタに巻き込まれたことは残念な状況だと思います。
筆者と夫は話をして透析を止めることにし、医師に伝えたとあります。その際、医師からは
「意識があるのに透析を止めるということですか?そんなこと聞いたことがありません!自分から透析を止めるなんて、少なくとも。うちでは例が。。奥さん、意識が無くても透析はまわせますから大丈夫、安心してください。まわせるところまでまわすのが普通ですから、大丈夫です。」(162P)
それを受けて、筆者は「医師なりに、私を励まそうとしてくれていることは分かった。(略)私は(夫に)透析医の言葉をそのまま伝えた。すると彼は表情を険しくして吐き捨てた。「冗談じゃないぜ。意識がないまま透析なんか、まわされてたまるもんか」(163P)
夫は言います「僕はね、自分の命を他人が握っているということが耐えられない。自分の命のことは、自分で決めたい。自分の意思を貫きたい。それは辛くて悲しいことだけど、もう仕方のないことだって分かってる」(171P)
主治医にいきなり叱責されてビックリした様子が書かれています。(178P)
医師と信頼関係が築けなかった筆者の無念さはあまりあると思いました。その際、足が壊疽していることによる痛みが酷くなり、苦しみ悶えている様子があります。「足の状態は、どんどん酷くなっていく。指先は5本すべて真っ黒だ。指のみならず足の裏にまで壊疽は進んできている。」(187P)
夫が永眠して、お別れをした様子が書かれています。(192P)
「病との闘いは終わったのだ。そして、右手。この手で林は私の手を強く引き、ともに生きてくれた。私はそれを離すまいと必死で握り、歩いてきた。その右手は今、どんなに強く握りしめようとも、ぴくりとも動かない。私は林にすがって思い切り号泣した。感情をもうコントロールできなかった。そうするうち、呼吸が止まった。」
腹膜透析のことについて記載があります。(253P~286P)
腹膜炎となるなどの情報はあるものの、腹膜透析は自宅で行えて、身体への負担が小さく、生活の質を保つのに優れているということです。(254P)
筆者は言います。「私は確信している。人生で真に大切なのは、どれだけ長く生きたかではなく、どう生きたかなのだと」(314P)
この本の解説者である南学正臣氏は言います。
・「本書は、日本で緩和ケアが保険診療としては、がんと重症心不全にしか認められておらず、患者さんに最適なケアを提供することが出来ない問題も指摘している。」(323P)
・「残念ながら、日本の腎不全患者さんは、制度上緩和ケアの恩恵を受けることが困難な状況に置かれている。」(324P)
この本を読んで人工透析の恐ろしさ、腎臓を大切することの重要さを思い知らされました。一人でも多くの方がこの本を読み、適切に食事を摂り、適宜、運動をするなどして、腎不全とならず、健康で過ごしていただくことを願って止みません。この本は読者にも透析患者の心と体の痛みが伝わってくると思います。現在の日本には約35万人の透析患者がいるそうです。その患者の痛みが今後、少しでも解消されるよう願っています。
この本は私にとって一生、所持する宝物のような存在となりました。活字が心に染み入りました。
素晴らしい本を書かれた筆者の堀川惠子さん及び出版された出版社の方に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
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