こんにちは！スタッフのミューチャリングです。
時代の変化とともに生活スタイルや働き方、求めるモノやコトが多様化していく中で「老後」は誰にでも共通のテーマになると思います。巷で話題のiDeCoにスポットをあてて、その特徴等を毎月掲載していきます！今回のテーマは「分散投資」についてです。

「卵は１つのカゴに盛るな」これは投資に関する格言の１つです。



投資を始めるとさまざまなリスクと対峙することになります。一口にリスクと言ってもさまざまで、「インフレリスク」「信用リスク」「金利リスク」「価格変動リスク」「為替リスク」「カントリーリスク」などがあります。例えば、「インフレリスク」とは、物価が上がる（インフレになる）ことにより、実質的にお金の価値が目減りするリスクのことです。こういったリスクと上手につきあっていくことが安定した資産運用を行う上で大切になってきます。

そこで今回お伝えしたいのが分散投資「卵は１つのカゴに盛るな」です。卵は丸いかたちをしているため転がりやすく、床や地面に落とすとすぐに割れてしまいます。そんな割れやすい卵を１つのカゴにたくさん盛っていた場合、そのカゴを落としてしまうと全部割れてしまいます。では、卵が割れないようにするにはどうすればよいでしょうか。カゴを複数用意して、卵を分散させればよいのです。これにより、仮に1つのカゴを落としてしまっても、落とさなかったほかのカゴの卵は割れずにすみます。

投資の世界でもこれと同じことがあてはまります。1つの資産に集中投資すれば読みが的中したときは大きな利益をあげられますが、一方で、大きな損失を被る可能性もあります。資金を複数の資産に分散して投資することで、リスクを抑える効果が期待できるのです。

資産運用のリスクを軽減させるための代表的な投資手法が「分散投資」になります。
「分散投資」は株式や債券など値動きの特徴が異なる複数の資産に分散して投資することによって、ある資産の価額が下落しても、全体としてその影響を小さく抑えて、リスクを軽減させ、リターンを安定させることが期待できます。
では、分散投資はどうやったらいいのでしょうか？その他保有資産の状況やリスク許容度などによって個人ごとに考え方は異なりますが、プロの分散投資を真似る、ということも１つの選択肢になるかもしれません。

例えば、「GPIFの分散投資を参考にしてみる」などです。私たちが将来もらう公的年金も資産運用されており、分散投資されています。約219兆円（うち収益額（累積）約127兆円）の巨額な資産をGPIF（年金積立金管理運用独立行政法人）という公的機関が運用しています。GPIFは4つの資産（国内、外国の株式と債券）に25%ずつ分散投資をしています（４つの資産に25％ずつ配分する分散投資は2020年4月から適用されています。）。運用開始以降（2001年度～2023年度第1四半期）の収益率は＋3.91%（年率）となっています。

株式や債券の売買のタイミングを見極めるのは運用のプロでも難しいですが、リスクをしっかり分散して投資することによって、金融市場の短期的な動きに振り回されずに、安定的な資産形成が期待できます。

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＜ご参考＞ iDeCoの実施機関である国民年金基金連合会が

を運営していますので、こちらもチェックしてみてください。
https://www.ideco-koushiki.jp/