🌟Lineのメリットは、相手が未読か既読か分かる事。
もしも対面で話しかけて、無視されたなら、怒り心頭、腹立たしさ半端ないでしょうが、さすがに、そげな状況は滅多にない。

🌟Lineのメリットに納得しつつ、相手に返信まで求めるのは、強欲なりや？　梨のつぶては我が身優位の、自己本位の権化なり、とはあまり考えない。送ったら返すのが当たり前だという自分の姿を、もしもはるか天空から鳥瞰で見下ろせば、自己チュー以外の何ものでもないと、客観視することもできよう。

🌟忙しいんだよ、手が離せないんだよ、それどころじゃないんだよ、と、見ることはできても、返す手間さえ惜しいほどにてんやわんやであることを、相手に伝えることすらできぬというのに、互いに見えぬ相手に対して、分厚いカーテンを間に挟んで、イライラしている。

🌟便利だということが、実は不便さを内包しているのだという事実を、便利に寄りかかり過ぎた私たちは、あまりに知る機会が少ない。
　「既読スルー」……、それは便利にアグラをかいたまま、足がしびれて立ち上がれなくなった、哀れなダルマ野郎に、気づきの張り手をかましてくれているんだと、ワタシなんかは思うのです。