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  • from: シモンさん

    2008年08月17日 01時59分38秒

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    心の発達(2)



    **乳幼児期に於いては,[信じること]TRUST、
    母親が、その時その時(NOW&ALWAYS)いつも、
    必ず飢えや寒さから守ってくれる。
    自分は愛されている、拒否されることは絶対ない。


     **少年少女期に於いては、コントロール(CONTROL)、
    自分で、様々なことをやりだす。
    転びながら、失敗しながらも,いろんなことを発見し、出来るようになる。
    [歩き出し、自分で食べれるようになり、自転車に乗り出したり、
    一人でお使いに行けるようになったり、スポーツや、楽器をこなすようになったり]


    親の愛情を十分に受け、周りの人を信用出来る人間は、
    転びながら、失敗しながらも、絶望したり、投げやりになったりせず、
    辛くても頑張りぬく力や、失敗しても立ち上がれる心を持つようになる。
    乳幼児期に植えつけられた信用を頼りに、応援されながら頑張れるのである。

    しかし、もし、その愛が与えられていなかったとしたら、
    周りの人間に対して不満感を持ち、愛情に飢えた心を持つようになり、
    何か思うように行かないと、社会や人のせいにし(BLAME)
    自分で責任を取ることが出来す、困難に立ち向かう頑張りがきかない。

    また、親が、完璧な子供を要求するあまり、
    失敗は許されないとか、不完全は不十分という観念を植え付けてしまうと、
    ギリギリの線をしっかりコントロールする緊張感を心に秘め、
    失敗を恐れ、執着心の強く、融通の利かない性格が築かれていく。


    **思春期に於いては、
    これまで、全てに関して自分をサポートし、守ってくれた人との絆を振り払って、
    自分の力を試し、自分の価値観を見つけたい、
    自分という個性を持った人間を見つけ出す、いわゆる反抗期。

    どんな時も愛情を注いでくれる親の愛を信じる者は、
    どんなに激しく親の愛を踏みにじっても、
    愛が絶えることはないという確信に支えられて、
    自己発見の旅に出かけられる。
    社会に一人で立ってみて、自分の翼を試し、人にもまれながら、
    自分という人間的個性、価値観を見出し,
    自分とは何者?というものを見つけることが出来る。


    どんな時も愛情を注いでくれる親の愛の確信のない者は、
    不確かな愛を失うことを恐れ、むしろ、それにしっかりしがみつき、
    いい子でいようと頑張り、依存することでしか存在できず、
    自分ひとりとしての価値観が見出せない。
    離れることも不安,かといって,一人で社会に飛び込むなんて、
    怖くてとても出来ない苦しみを心に秘めて、
    殉教者として生きることになる。


    **成人期に於いては,
    自分以外の誰かに心を許し、特別な感情を分かち合う親密な関係を持ちたいと思う。

    自分というものを見つけられたものは、何があっても変わらぬ愛を信じているから、
    恐れることなく心から人を愛することが出来るし、
    例え恋愛に失敗しても、必ず自分を取戻して立ち上がることが出来る。

    しかし、乳幼児期に親の愛を十分に受けられず、愛されることに不安を持ち、
    失敗を恐れて、冒険が出来なかった子供時代、
    不確かな愛にしがみついて、付属者としか生きられず、
    一人の自立した人間として自分を見出せないまま大人になった者は、
    他人に心を許し、親密な関係を持ちたくても、
    受け入れてもらえなかったり、嫌われたりするのを恐れて、
    一人、自分の殻に閉じこもったまま、孤独な人生を送ることになる。


    **中年、熟年期に於いては、ほぼ人生の新しい経験は踏まえ、人生のピークを過ぎ、
    もうそんなに若くはない、人間生き続けることは出来ないこと、
    身近な人がなくなったり、病気に悩まされたり、
    恋愛や、仕事に失敗したり、大きな困難を経験する。

    転んでも立ち上がる、前向きに突き進んできた人は、
    それらの大きな損失や障害を静かに受け止め、
    新しいことを加えることで、亡くしたもの空間を埋め合わせをし、
    新しい幸せを求めて前に進むことが出来る。

    しかし、完全でないものは受け入れられない、
    いつも、自分の人生をコントロールしていないと我慢できない人は、
    それらの、いたたましい損失や,障害は、自分のコントロールの効かないものであり、
    痛々しい心の苦しみは己の心に押し込めてしまう。
    依存していたものがいなくなれば、自分というのは存在しないことになり、
    仕事を失うと、人間としての価値がないことになる。
    だから、損失や障害を拒否することで、生き残ろうとする。
    [新しいことを学ぶことをせず、何時までも時代遅れのものにしがみついている。
    新しく心を許す友を見るけようとせず、亡くした友にかなうものはないと、はねつけてしまう。
    音楽好きで耳が遠くなっても、補聴器をつけようとしない。
    俺は会社役員だったんだ、金にもならないボランテイアなんて馬鹿にするな。]

    頑固に、損失や障害を拒否し続け、其処から一歩も前に進めない。
    全てが変わってしまっても、
    昔の、コントロールできていた時のままの生き方をしようと頑張る。


    **老年期においては、自分が生きてきた足跡をたどり、
    過去との和解を持とうとする。

    人生を閉じる前に、失敗や、間違い、かなわなかった夢を含めても、
    やり遂げられた成果に満足し、そんな自分が好きで、
    よく頑張って生きてきたと誉めてあげたい。
    私の人生は価値あるものだった。
    私は誇りを持って死んでいける、
    本当に生まれてよかったという結論に達する。

    しかし、老いぼれて髪も薄くなり、目も耳も遠くなり、
    物忘れもしだした自分に憂鬱になってくる。
    なくしたもの全てを受け入れられないまま抱え込んで、心に押し込めたままにすると、
    苦しみ、人に対しても辛く当たったり,憤慨したり、挙句の果てに、絶望感に落ちってしまう。
    苦しみ、葛藤:もし、無視し続けると、心の中で轟き始め、優うつになってくる。

    優うつ:心が怒り狂った状態である。
    胸の内に込められ、長い人生ずっと抱えてきた、
    愛情、罪悪感、羞恥心、反抗心、怒りのような感情が、
    年を取った時、とうとう押さえることができなくなり、
    大きく膨れ上がった膿のように流れ出す。

    それぞれの成長期には、果たすべき課題がある。
    果たされないまま放置され、心に仕舞い込んだままにしておくと、
    老後に及んで、とうとうコントロールが聞かなくなり、
    大きな問題として浮かび上がってくることになる。

    どんな人も、心のわだかまりを解決して死にたいのである、
    それは本能的なものであり、
    それを果したいが為に様々な、問題行動として浮かび上がってくる。

    未完の課題に、しっかり向かい合い、[認証]VALIDATEすることで、
    心に平和をもたらし、安らかなる死が迎えられるのである。


    ...“The Validation, Breakthrough” by Naomi Feil (ナオミ ファイル)より...
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    こういう風な見方をすると、なんか、世の中の人の心と行動の仕組みがもっと理解できそうな気がする。 理解できれば、寛容に抱きしめてあげれると思う。 ダメなやつを叱咤するんじゃなくて、応援できそうな気がする。自分なりのやり方で、手を差し伸べられそうな気がする。

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コメント: 全2件

from: シモンさん

2008年08月20日 05時43分37秒

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「Re:Re:心の発達」
ホイットマン”というドラマ見られましたか?
昔、”同じ一つの、屋根のしたで”というのがありましたが、兄弟力合わせて元気に生きるお話です。
長男が小学校の先生なんですが、こんなシーンがあるんです。
クラスでいじめがあっているうわさを聞き、何もしないで、傍観する教師に憤慨し、彼が叫ぶんです。
”生徒をを子供として見るんじゃなく、
同じ、人間としてみてあげてください。
小さい心を痛める人間を放っておいてはいけません。
子供が悪い事をしたときは、大人は本気で叱っていいんです。失敗したことない人はいません、皆悪い過去を持っています。失敗して、叱られ、許されて、それを繰り返しながら成長して今日の私がいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
つづく。。

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from: アヒル村長さん

2008年08月19日 00時57分55秒

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「Re:心の発達」
自分も興味があるのですが…
高校に入学した年(H.16)から?臨床心理士の資格は大学院卒でないと取れないとなった事を知って、大学院まで行って勉強するのもなぁ…
などと思いつつ、心関係の勉強から教職一本に道を絞った自分です。

書き込んでもらった事を読んでいて、そういえば聞き覚えがあるなぁという内容が結構あります。
記憶の片隅にでもこういう事が入っていると、同じ行動に対してでも見え方が変わってくるんですよね…

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