ヘルパーの移動支援にて。
今日は、彼が前から言っていたドラえもんの映画を見に行った。
色々、まだちょっと難ありな部分はあるけれど、かなり無難にお出かけできるようになってきて。
支援の中で目指すものもだいぶ変わってきた。
…でも、今日書きたいのは映画について。
これを後で読み返して何の役に立つのかは分からないけれど、まぁとりあえず（苦笑

標題にも書いたドラえもんの映画。
声と絵が変わって、大山さん時代の「のび太を見守るドラえもん」に比べて、
「のび太とほぼ同じ目線で楽しむ騒がしいドラちゃん」に変わっても、やっぱりドラえもんはドラえもん…なのか、今日になってとっても疑問。

去年彼と見に行ったドラえもんは普通に見ていたけれど。
今回は「ドラえもんってこんなのだっけ？」みたいなイメージが残ってしまった。
そこで訴えたい内容は別として、流れがどうもゴリ押しで無理のある場面がちらほら。
この場面でなぜそういう発想につながるの？と。
純粋に「スネオ…かわいそうだな」とまで思えてしまう（苦笑
今まではもっと、自然な形でメッセージを発していた記憶があるのに…
おまけに今回の映画、ちょっとばかり、くどくて押しつけがましい。
これではまるで道徳の教科書（←正しくは副読本）。
内容自体は大切なものなのに、あれではメッセージの持つ価値が落ちてしまう…

そして、脚本が新保裕一なのに流れがそれらしくない。
新保さんの本は「奇跡の人」と「ホワイトアウト」しか読んだことはないけれど。
どちらも一気に読み通せるくらい世界観に引き込まれる内容で、展開はじっくり進んで行く感じだった記憶があるのに。
今回の映画は…話が進めば進むほど展開が不自然に（？）早くなって、どうもせわしない。
きっと、もう2，30分長ければ全然変わったのだろうけれど…

それに、今になってよくよく思い出してみると。
話の中の謎かけ的だった部分につながってくるのかなぁと勝手に思っていたくだりが、結局ジャイアンのダジャレと（前述の）かわいそうなスネオにしかつながっておらず。
だったらこのくだりはいらないから、他に時間を回せばいーじゃないか！…と、今になって強く思う（笑
謎かけ自体もどういうわけか勝手に解けて、勝手に訳のわからない場所に影響を及ぼしているし。
クライマックスの終結も、最終的に「え？そういう方法？」みたいな…
結局、メッセージ云々より道具さえあればなんとでもなるさ、とも取れる流れ・・・自然な流れで道具を駆使すると言うより、初めから道具頼り。
感覚的には…まるでゲームの裏技。なにしろドラミちゃんまで平然と活躍している（笑

話しを純粋に楽しもうにもその話の流れ自体に不自然さがあるし、
伝えたいメッセージの発し方もどうも無理やり。
極めつけに、映画の最後に中途半端な宣伝までチラッとやって。
本物の第二弾に先駆けて事業仕分けでもされたのか（苦笑
本当に…ちょっと、残念。

今日の天気：晴れのち曇り