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from: ドリカズさん
2007/01/18 21:47:30
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【日銀金融政策について】
注目されていた日銀の金融政策が「現状維持・金利据置」で決定しました。
福井総裁の前回の政策決定会合のコメントからすると当然の結果のようにも思ますが、観測報道や、それに過剰反応した与党幹部の発言が混乱させたように思えます。
もちろん観測報道にはなんらかの思惑やリークもあったのでしょう。
委員の表も6対3と割れている点も、日銀の中でも意見の分かれるところだったのでしょう。
しかし、日銀の委員の表に出た発言で1月利上げを強く意識されるものは12月ほどはなかったと思います。裏の発言でおそらく観測報道に繋がっていたのではないでしょうか。思惑が思惑を呼んで複雑になったのでしょう。
福井総裁のコメントを素直にとれば、中々利上げの結論を導き出せないところを、今年に入って過剰に利上げを市場が意識していたのは、「消費・物価」の弱さという理由ではなく、過剰流動に対する警戒が強まっている見識者の意見が根底にあったように思います。日銀の本音もそこにあるはずです。ただ、国内向けの説明にそこのところをメインの理由として「利上げ」は出来ない。
日本国内のことだけを考えれば、脱デフレ宣言もしてないのにインフレ抑制策(利上げ)など不自然極まりないところですが、今の金利が異常事態の金利ということも慣れてしまえば感じなくなるところです。
今回の現状維持の理由も前回同様「消費・物価」の弱さを上げていたようです。
そうすると、消費者物価指数、10-12のGDPが注目ですが、2月実施も微妙になってきました。
与党も黙らすくらいの「強い指標」でないと、1ヶ月で手のひら返しのように容認に変われるものでもないでしょう。よほどでないと面子が立たないといったところでしょうか。
1月がダメで2月ならいいという理由が政治スケジュール的に見当たりません。
ただ、世界のマーケットから日本が笑われているようにも思えます。
政治家こそ目先ではなく、先を見た発言・行動、世界の中の日本という視点でいてほしいものです。
今、世界の先進国の金融政策はかなりうまく運営されているように思います。目標としているのは、息の長いしっかりとした経済成長。過去経験したバブル経済に対する備え、一般から見ると過剰なほどのインフレ警戒。それでバランスが保たれているように思います。
今後も日銀の政策が世界の注目されるのは変わらないでしょう。
さて、今回の決定を受けての今後の相場は、少しもやもや感もありながらも予定通り上昇方向で、来週から本格上昇、昨年4月高値というより18000円をいつ達成するかが注目です。SQから日銀決定会合までまた波乱含みの展開になりそうです。その前で一旦天井という見方が多そうですね。
先週も少し触れましたが、市場参加者・戦略変更でSQ終了しても値幅を狙った仕掛けや、上昇のため布石的仕掛けで1日の中でも触れが大きくなっています。遊園地好きの人にはたまらないと思いますが注意して参加しましょう。中途半端なロスカットが一番餌食になりそうです。
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