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from: ノエルさん

2007年06月24日 21時47分36秒

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エホバの証人

先日報道されたこのニュースを読んだ時、無宗教のがん患者の私は?!となってしまいました。6月19日の読売新聞より[引用始め]大阪医科大学付属病院(大阪府

先日報道されたこのニュースを読んだ時、無宗教のがん患者の私は?!となってしまいました。

6月19日の読売新聞より [引用始め]
 大阪医科大学付属病院(大阪府高槻市)で5月中旬、帝王切開の手術を受けた宗教団体「エホバの証人」の女性信者が、宗教上の理由から輸血を拒否し、死亡していたことがわかった。病院側は本人や家族に死亡の危険性を説明したうえで、輸血拒否の同意書を交わしていた。

 同病院によると、女性は妊娠42週目で、帝王切開の手術をしたが、子どもを取り出した後、子宮外から大量に出血。止血したものの輸血は行わず、女性は数日後に死亡した。子どもの命に別条はなかった。

 宗教上の理由で輸血を拒む患者について、同病院が2年前に作成したマニュアルでは「患者の意向を最大限に尊重したうえで治療に当たる」と規定している。今回も、マニュアルに基づいて本人から同意書や医師の免責証書を得たほか、家族にも輸血の許可を再三求めたが、断られたという。
[引用終わり]

宗教って、信仰って、厳しいものなのね…。
死亡した女性信者は妊婦だったことから、多分若くて健康な人だったんじゃないか。止血ができたのだから、輸血を行えば、健康な体に戻って普通に暮らせる可能性が高そう、、、

人命救助を使命とする医療スタッフ(同信者を除く)は、相当辛かったんじゃないかと思います。抗がん剤にしがみついてでも生きたいと思う、そんなに若くない私はやり切れません。

産れてくる子供を見て育てたい、という気持ちより、信仰を選択した。家族も輸血の許可をしないことで、信仰を貫いている。この宗教において輸血は、「死」なんですね。もし、この信者が輸血を受けたら、他の信者は基より、家族からも拒絶されてしまう。それじゃ、生命を助けられても、精神は死んでしまう。

以前、輸血拒否のエホバの証人が、輸血しないと約束したのに、病院側が輸血したとして、病院側を相手取って裁判になりました。敗訴したのは病院側。最高裁は、個人の意思は人命救助より重いと判断したわけです。だから、今回のケースで医師が輸血をすると、裁判で敗訴することになりそうです。

治療をすれば確実に助かるのに、しかしできない、と思いながら患者と接する医療スタッフは、良心の呵責に悩まされるでしょう(~_~;)。となれば、このようなスタッフのいる病院と宗教団体は住み分けが必要でしょう。この宗教団体が独自の病院を造ることが一番摩擦が少ないように思います。

「治療をすれば確実に助かるのに…」と専門家から諭されても、信仰からその治療を拒否する、その信仰の強さに私は圧倒されました。そして、少し羨ましくもあります。死ぬことを恐れていないようにも見えます。宗教って、深いですね。

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from: ノエルさん

2007年06月26日 21時14分21秒

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「Re:Re:エホバの証人」
yukoさん、こんばんは。

>環境が全く違う友人と週末にわいわい話したのも、大変楽しい時間でした。

私も病気がきっかけで、故郷にずっと暮らす友人たちと再び交流を密にしていますが、本当に話はつきません。特に、最近乳がんになった友人とは学生時代にそんなに親しくなかったのに、今じゃ会えばテンションがあがるし、電話じゃ何時間もしゃべっちゃうし(^^;)">。
こうゆうことって、時々は必要ですよね。皆がんばっているから、私もがんばるぞって気持ちになれます。

> エホバの証人の輸血拒否問題については、今日の日経新聞に出ていました。
> :15歳未満の患者に限っては、親が拒否しても輸血するとの指針(素案)を5学会の合同委員会がまとめた。
> 自己決定権の未熟な15歳未満の患者への輸血拒否は親権乱用に当たると結論づけた。
> ですから、これ以上の年齢の患者については、自己決定権が優先されるということなのでしょう。

私も新聞で読みました。15歳以上の信者の場合は自己決定できるからよいのですが、問題は15歳以下の信者に輸血が必要な時です。

私たちのような無宗教の人、輸血を禁じる宗教に属さない人からみれば、この指針は妥当かもしれません。
しかし、エホバの証人に属する信者から見たら、全く価値観が違うと思うのです。

例えば、唯一神を信仰する人に、「この世にはたくさんの神がいる、火の神、水の神、雲の神…」と説明しても、おそらく理解しないでしょう。「それは私の信じる世界ではない」と思うんじゃないかしら? 彼らはある一つの神を頂点として生きている。

アメリカのアミッシュにしろ、周囲は大変便利な生活をしており、彼らはそれを知っている。んが、アミッシュ自身はかたくなに伝統的な生活(周囲から中世の生活)をするのが信仰でもあります。「周りは自分の信じる世界ではない」を行っているようにも見えますが。

だから、エホバの証人の信者も同じなんじゃないかなと想像するのです。輸血をすれば生命は助かることを知っている。しかし、それは自分の信じる世界ではない。だから輸血をしない、ではないかしらん。

だとすると、法律の力で15歳未満の子供に輸血をしてしまうと、親としては親権乱用どころか、子供を違う世界へ無理やり連れていかれた、我が子がサイボーグに改造されてしまった、ぐらいに思うのでは?

私が懸念するのは、親子間での亀裂です。親子でありながら輸血を境に、親子関係を精神的に遮断してしまうんじゃないかと危惧します。
もちろん、子供は親の所有物ではありません。親の一存で助かる子供の命を左右するのはいかがなものかと思います。その一方で、この世は価値観の異なる団体が共存しなくてはならない場でもあります。世の中の共通認識と団体の独自のルールとが混在しています。

住み分けを考える時期に来ているように思います。実際にはできていないので、信者が自ら的確な病院を探す必要があるように思います。

前出の病院側敗訴の件では、高裁の判決は、「絶対的無輸血治療に応ずるかどうかは、専ら医師の倫理観、生死観による。医師はその良心に従って治療をすべきであり、患者が医師に対してその良心に反する治療方法を採ることを強制することはできない。」と言っています。

つまり、医学的に輸血が必要と判断する医師は、輸血が行えるわけです。
輸血を拒否する信者であれば、同じ倫理観、生死観の医師を探すことが一番合理的に思います。

>>このサロンは現在3人ですから、民主主義がどうにか成立しますね。で、メンバーは永遠に成熟した判断ができないってことかしらん???

>いろんな人の考えをお聞きするのは面白いです。
>成熟した判断ができるようになるかどうかはわかりませんが、こちらの掲示板をのぞくのを楽しんでいます。

ふっふっふ、実はこの点において、著者には提案がありました。
[引用始め]
国民は永遠に成熟しない。放っておくと、民主主義すなわち主権在民が戦争を起こす。それを防ぐために必要なものが、実はエリートなんです。この人たちが、暴走の危険を原理的にはらむ民主主義を抑制するのです。
[引用終わり]

というわけで、yukoさん、このサロンの真のエリートになって下さいね!(^▽^)。

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