震災・・・あえて思い出さない様にしてる・・・。
死ぬまで忘れる事の出来ない出来事だから・・・合掌。

５年前・・・私は徒歩15分程の会社にパートタイマーで働いていました。

既に母の認知症の症状が出ていましたのでフルタイムでは働けず
母を一人家に残しているのにも不安な毎日でした。

その為、2月には上司に退職の意思を伝え、3月（厳密に言うと４月）に
退職の予定でいました。

地震の時は、古い自社ビルの１階受付にいました。
ミシミシ、キィキィ・・・と言う音が、吹き抜けの階段の上から
聞こえてきたのが揺れを感じる前だったような記憶があります。

揺れを感じて灯油ストーブの火を消し、次第に大きくなる横揺れが
かなり長い間続きました。
私一人では判断できずに2階の所属部署（総務）へ階段で駆け上がりました。

経理部などもあるフロアですが上の階へ行ってしまったのか
なぜか人数は少なかったです。
６階にいた女性は泣いてしまった人もいたそうです。
上の階程、揺れが激しいので怖かったのでしょうね。

姉が心配して母に度々電話を入れたそうですが繋がりにくくなっていたようです。
その時、私は母の事はすっかり忘れていました。（笑）
頭が会社モードになっていました。

余震があるかもしれないと言う事で、地震後数十分は社員も
外に出て様子を見ていました。
福島県いわき市や茨城県に会社の工場がありますので当時は
大変だったと思います。

その日は電車が止まっていましたので、会社に泊まった人も多かったようです。
カプセルホテルや同僚宅に泊まった人もいます。
私は徒歩圏ですのでそこの所は心配無しですが、自宅は古い木造・・・

家のリフォームは介護をしやすくするため、震災前から
計画していた事ですが、壁に亀裂も入っていてゾッとしました。
この時は長周期地震動だったので我が家の被害は少なかったのかな、と思います。

震災で皆んなが大変な時なので総務部の送別会はお断り致しました。
でも、他の部署の人からのお誘いに断りきれず出席・・・（汗）

会社を辞めてからだったか忘れましたが、被災地で紙オムツが不足していると知り
回収場所の都庁まで母と一緒に父用で残ってた未使用紙オムツを持って行きました。
かなり長蛇になっていて、皆んなの優しさを感じました。

関東もいつ大地震が来るか分かりませんので、食べ物とオムツの備蓄は
多めにしています・・・・・・