6/17(金)午後
亭主達が帰宅して詳しい話を聞くと

住民票移動騒動は熊本市本庁でも『特殊なケース』
として取り上げるらしい。
「震災に乗じて認知症の親を・・・許さん！」な役場の雰囲気
だったそうな。

今後どの様な対応をして貰えるのかは皆無だが
協力的な対応は期待できるかな？と。

ジ様バ様にお昼ご飯を食べさせ、午後2時には銀行がやってくる。
ピンポ～ン
球磨　「くまモン銀行です」
若　　「お待ちしてました」
球磨　「本人確認をします。」
くまモン銀行には予め伝えてあった物で本人確認完了。
球磨　「現状では口座の残額しかお教えできません。ヨカですか？」
そしてやっと口座内の預金額が明らかにされた。
ジ様バ様の各口座から数万ほど減っていたが
金額が半端なので多分何かの引き落としと判断。
つまりは現段階では被害は無し！
が！通帳、キャッシュカードは長男の手の中にある！
若　　「通帳を取り戻したいんです」
ジ様　「そぎゃんタイ」
バ様　「どぎゃんかしてハイヨ！」
亭主　「住民票まで移されとりました」
球磨　「えっ～～～！そらひどかですバイな！」
しまいにゃ長男の脅迫メールまで見せて。
球磨　「上司に電話してみます」
と席を立ち、玄関先に移動し、電話。
戻って来て
球磨　「これから銀行に行かるっですか？」
若　　「はい」
とジ様バ様を連れて球磨さんの車に乗り込み銀行へ
球磨　「規則で同乗はイカンとです。内緒でお願いします」
若　　「はい、すみません。帰りはタクシー使いますから」
そして銀行に到着
ジ様はよろよろノタノタと杖をつきながら亀の歩み・・・
その脇を固める様に鬼嫁が見守り歩む。
やっとこさ応接室のソファに腰を落ち着け
支店長の登場！
一通りの挨拶を交わし、開口一番
支　「会話を録音させてもろてヨカですか？」
とレコーダーをテーブルに置く
ジ様　　「何ですか？」
若　　　「あんねぇ～言った言わんてならん様に録音してヨカ？って」
ジバ様「はい、ヨカですバイ」
若　「すいません、耳が遠いもんで・・・」
支　「そぎゃんですか、じゃー大きか声で話さんとですね」
若　「恐れ入ります」
支　「今回の事は当行としては実にレアな事でして・・・」
と話し出す。支店長の話を要約すると
支　「当行はお客様ご本人としかお取引しません」
支　「今回限り、今度同じ事があった場合は対応できません。」
若　「対応出来ないとは？」
支　「当行はお客様ご本人としかお取引しません」
・・・・？？？ご本人としか・・・しか言わないのよね～
若　「解りました。では、私の方から東京の支店に
　　　注意して欲しい旨を伝えないとですね・・・」
支　「それには及びません。行内に通達してます。」
若　「ありがとうございます」
支　「又、通帳引出しの動きがある際には支店に連絡が入る様に
　　　設定されてます。カードが出来るまでご不自由おかけしますが
　　　可能な限り開設支店での取引をお願いします」
話がまとまり、様々な書類に
本人それぞれが住所や氏名を書くに至った。
綺麗なお姉さんがやってきて、丁寧に指示をしてくれる
バ様には綺麗なお姉さんが付き、ジ様には鬼嫁が付き
バ様　「もっと綺麗な字が書けたとですよ～」
ジ様　「熊本し・・・し・・・ちゃどげん字だったかね～？」
若　　「市場の市、信長の妹のお市様の市タイ」
ジ様　「・・・・？」
バ様　「市中引き回しの市タイ！」
若　　「(そっちかい！)」
ジ様　「ああ～」
若　　「(それは解るのか！)」
バ様　「手がふるゆる(震える)もんね～昔はもっと綺麗な字が」
若　　「(まだ言うか・・・)」
バ様　「昔はもっと・・・」バ様はずっと言い続ける・・・
等々、時折綺麗なお姉さんがジ様の解らない字のお手本を書いてくれたりで、なんとか記入が終了。
が、そう簡単に通帳は手に出来なかった！
支　「キャッシュカードが浮いてます」
若　「？？？」
長男不在の為に不在通知状態になっているとの事。
千葉の住所になっていた通帳を再度熊本に変更したので
千葉住所宛てのカードを熊本住所宛てに変更する
その手続きに時間がかかる、と。
数十分かかってそれらも終了し、やっと通帳を手にした！
カードは後日送られて来るが、長男が暗証番号を設定しているので
それは破棄し、再度カードの申請をして下さい。
だそうです。

こうしてくまモン銀行口座は、ジ様バ様の手に戻ったのでした。
疲れたわ！！！
帰宅したの6時過ぎだった！
3時頃に銀行に着いたんだよね・・・
銀行に3時間くらい？いた計算になる・・・
こうして1日が過ぎていったのでした。